
この時期、1・2年生には、よく書いておりますが、
3年生の進退、去就、状況・状態、何よりも、進学の実態を、
よくよく見聞きして、確認しておくことを
オススメしています。
“限られた”「時間」と「機会」内で、
『記録』される『結果』によって、
進級・進学の合否が決まる私立校・中高一貫校ならではの、
助言・忠告となりますが、通っている学校の、
結果(を出すことの難しさ)と条件(となっているボーダライン)の縛りを、
3年生の結果、実態、実際を見て、今の、そして、来年・再来年の、
自分に、お子さんに当てはめて、進学出来そうかどうか、
よく考えて下さい。
親御さん世代くらいだと、“まだ”高校・大学付属校というのは、
「エスカレーター式」で、楽に、“普通に”、高校・大学に進学
“できるもの”=出来て、当たり前だと思われている方が
少なくないかと思います。
それこそ、表現が悪いですが、親御さんの心情を汲み取って、
ストレートに書かせて頂きますと、
「高い授業料を払っているのだから、高校・大学に進学出来て当然、
そのために、入学金も、その他かかるお金も、
“投資”してきた・している。さらには、子供の機嫌を取っている」
という感覚はあるかと思います。
そのため、私立校・中高一貫校で、高校・大学に内部進学“出来ない”なんて、
上位他校へ受験(挑戦)するか、不登校など特殊な事情で学校を辞めるか、
ぐらいのことで、“普通に”学校に通っていれば、進学できる、
ましてや、“ちょっと”点数・成績が悪いくらいで、
内部進学“させない”、進学を“許さない”なんてことは
ないだろうと、思われている、思い込まれているかと思います。
実際に、7~8割、多ければ9割近くの方が、その通り、
“普通に”高校・大学に進学できて、その後の学生時代を
謳歌されますが、昨今は、内部進学“出来ない”方の事情が、
“普通に”学業・成績不振で、落とされる=進級・進学出来ないと
なってきています。
先ほどの、“普通に”高校・大学に進学出来るというのも、
ボーダーラインギリギリの方にとっては、かなり苦労して、
進学して(させてもらって)その上で、進学してからが地獄=
落ちこぼれ、結局中退・転校となる結末を迎えることが
多くなってきています。
最近よく感じられるのですが、上記した、
結果(を出すことの難しさ)と条件(となっているボーダライン)の縛りが、
かなり厳しくなってきており、今まであれば、進学が許されていたであろう
ラインの方が、条件に引っかかってしまうようになっています。
一学期にも書きましたが、一年次一学期で、特に、
“中学”一年次一学期において、『複数教科』で、
『不合格、成績1』という評価を受ける方が増えてきている、
というより、極端・顕著になってきていることが挙げられます。
親御さん世代でも、そうだったと思いますが、
一年次一学期は、基本的に、内容が簡単で、点数が取りやすく、
さらに、採点も甘かったりして、少なくとも『成績』で、
不合格・1という評価は、付けられなかったと思います。
付いたとしても、1・2教科、それも、
本人も苦手・不得意だと認識している教科、
あるいは、勉強をサボったと思える、
“その”『結果』だと思えたと思います。
それでも、夏休みの宿題で頑張って、二学期も頑張って、
成績を“普通に”→合格・3に戻して、学年(通年)としての
評価は、“普通に”→合格・3にしてもらえていたかと思います。
おそらく、親御さんも、“その”感覚があるから、
「仮に」一学期に、“多少”成績が悪い→不合格・1があっても、
あるいは、合格×・2が複数あっても、“まぁ”二学期で、
何とかなって、ご破算で、帳尻合わせが出来て、
学年(通年)の成績・評価は、“普通に”なるだろうと、
思われていることでしょう。
実際に、“そう”出来る、要領の良い方は、そんな感じで、
2年次も、3年次も、やり過ごすことが出来ますが、
昨今は、そういった要領の良い方“も”、ボーダーラインに
落とすような、結果と条件になるようにしてきていると
思われます。
そうなると、やらない方は論外ですが、
要領の悪い方はもちろんのこと、「中途半端に」
要領の良い(と思い込んでいる)方も、
学年、学期を重ねるごとに、ボーダーラインを
割ってくるようになってきています。
実際に、徐々に点数・成績を落ちる要因は、簡単なことで、
まず学校生活として、学年が上がるごとに、部活動が忙しくなるので、
単純に(勉強にかける)時間が減ります、そして、授業・勉強の内容は、
難しくなっていくので、復習はもちろんのこと、予習をするくらいの
余裕がないと、授業についていけなくなります、昨今は、
タブレットPCなどを使用して、進度も早めることができ、
宿題も簡単に、大量に、そして、いつでも、出せるように
なってきています。
そうして、3年次に上がる頃には、膨大な(情報・勉強)量を、
こなせるように、“なっていない”と、その時点から、
点数・成績は“上げられなく”なってしまいます。
1年次からその兆候が見え始めている方は、
危機感をもって、軌道修正するつもりでいないと、
定期テスト、学期、学年を重ねるごとに、
都度都度、徹底的に追い込まれる=低い評価(成績)を付けられ続け、
内部進学の条件(ボーダーライン)を、(絶対に)クリア出来ないことが
決まる『結果』を出すことになります。
すでに、今年度、いえ、今年度に限らず、通っている学校で、
3年次一学期を終えた時点、あるいは、二学期中間テストを終えた時点で、
呼び出し・面談となり、内部進学不可となった方がいるのであれば、
学校の状況は、上記した傾向になってきていると言えます。
高校の場合は、1年次の進級できない方の数が増えてきているのであれば、
学校側は、ボーダーラインを上げて、内部進学の条件を、そもそも、
満たせないことを示されていると言えます。
お子さんが通う私立校・中高一貫校で、こうした傾向が見られた場合、
親御さんも認識を改めて、対応・対策をしていかないと、
気付いた時には、“残り”「時間」と「機会」をかなり失っていて、
進級・内部進学の条件(となっているボーダライン)を満たすのが、
困難=ほぼ無理ということになってしまいますので、気を付けて下さい。
そういう意味では、親御さんも、いえ、親御さんが、
この時期、お子さんが通っている学校の3年生の、
進退、去就、状況・状態、進学の実態、
“そういった”情報をよく調べて、
お子さんと話し合い、今後の対応・対策をしておくことを
オススメします。
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