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立教専門塾栄冠ゼミ・私立校中高一貫校専門アルファのブログです。講習のお知らせや日頃の勉強について、基本的に毎日書いています。

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私立校・中高一貫校生 中高一貫校での勉強の対応 〜数学編〜

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中高一貫校での勉強の対応 〜数学編〜ですが、
全般編を読んだ上で、話を進めさせて頂きます。


中高一貫6年間を通しての勉強で最も格差が出やすいのが、
この数学と明日書く英語でしょう。


おそらく中高一貫6年間の賜物となって、素晴らしい成績と知識を携える方と、
失礼ながら落ちこぼれすぎて、小学校時代の算数止まりで、いえひどい場合、
それすらもおぼつかない状況・状態で、学校を去ることになる方と、
極端になると思います。


それ以外の方でも、中学時代まではソコソコで、
高校時代からは赤点になりつつも、何とか乗り切ったという方が多いと思います。


そうして、中学時代からずっと100点近い方と、0点近い方、
中学時代は60点前後、高校時代は30〜40点前後の方によって、
数学の格差ピラミッドが成り立っていると思います。


皆が皆、同じ授業を受けているにも関わらず、60〜70点をキープし続けるということが、
不可能な教科・授業となっているのが数学だと思います。


これはおそらく今後も改善されることはないでしょうし、学校・先生も無理をしてまで
改善するつもりは無いでしょう。


なぜなら、高校時代にもなれば、理系・文系と分かれるため、
その先に数学を使うことがないのであれば、『その程度』で構わないと、
半ば諦めているというよりも、『効率的』『合理的』に考えて、そうしていると思います。


理系コースの道へと乗る事ができれば、
その先理系の最高峰、医学の道や最近なら宇宙工学でしょうか、
そういった道へと進むことができます。


しかし、『乗ること』ができなければ、もうその道は絶たれます。


後になってから、その夢や将来・未来を目指すというのも、
おそらく難しいでしょう。


数学の場合、独学でもある程度の勉強は進められはするものの、
それに対する『絶対的な』演習量が必要になります。


それを学生時代、散々サボった方が、後々に取り戻せるほど、
数学の勉強は甘くないです。


数学と英語に関しては、中高6年間、ほぼ毎日1時間近くの授業があると思いますが、
そうすると、一年間200日学校に行くとして、一年で200時間、
6年間1200時間かけて学ぶ、中高数学を、この時間を、取り戻すと言う事は容易ではありません。


ですので、この数学と英語に関して、授業の進度の早い中高一貫校においては、
極端な話ではありますが、“一度”つまづけば、その先の道は、特に最高峰とまで
言われるような道までは、到底たどり着けなくなる、つまり道を絶たれることになります。


一番わかりやすい道の絶たれ方、というより、自らの選択でその道を絶つわけですが、
高校2年次くらいに行う文系・理系コースの選択だと思います。


中高一貫の場合、この選択によって、学ぶべき単位、数Ⅱ、数B、数Ⅲを、
『捨てる』、つまり取得しないということになりますので、
理系大学・学部に入学するにあたり、その学校での受験要綱に
それらが取得すべき単位としてなっていたら、この時点で、受験すらできなくなることになります。


履修していないわけですから、単位認定してもらえず、受験すらさせてもらえないということです。


最近は、かなり幅広い分野へ受験できるように、文系・理系コースという分け方でなく、
国公立コース、私大コース、進学コースといった分け方をしている学校もありますが、
いずれにしても、数学は、『選択』の対象になると思います。


このことからも分かるように、数学はできる・できないがはっきりするため、
さらにやるかやらないかでの成果もはっきりするため、学校側も最大限、『選択』できるように、
配慮しているわけですが、それでも高校1年次までは、『できない』かつ『やらない』となった時、
数学のテスト・成績による断罪は、かなり厳しいものとなります。


高校2年次以降は、選択によって、できないから、やらない(コース選択しない)ということができますが、
高校1年次までは、できなかろうが、やらなければならないものとなります。


ここで先ほども書きました通り、授業の進度の早い中高一貫校においては、
数学と英語に関して、“一度”つまづけば、その先の道は絶たれるという意味が
わかってくると思います。


積み重ねの勉強が、知識が、絶対的な演習量が必要となってくる、数学は、
一度つまづく、特にテストの点数や成績が上がった下がったの問題よりも、
授業についていけない、わからない、できない、もう嫌だ、もう聞く気がない、
もうやる気になれない、となって、その単元で覚えるべき知識を、数学的解法手法を、
論理的思考を、学ばなかったことが、問題となってきます。


塾の数学の講師は“希望”を持って、
『最悪』小学校時代の九九、そして四則演算が正確かつ早くできるのであれば、
中学数学は覚えなおせば、取り戻すことができます、そして、
高校数学は、その前提があった上で中学数学の演習時間を同等に行い、かつ、
高校数学を真摯に素直に学ぶ意志を持っていれば、取り戻すことができるとは
言っております。


ですが、それでも高校数学は『独学』では難しい単元・箇所が何個かあり、
そこは『先生の教え』を学ばなければ難しいと思います、


数学において、『つまづく』ということは、おそらくそれらをやるのが面倒、
できないことが嫌だからやらない、自分的に、自分なりに頑張っているのに、
怒られる、間違っていると指摘される、とやかくうるさく言われるのが嫌だと、
思うことでしょう。


中高一貫で6年間、あるいは最速で言えば、4年間はこの苦しみからは
逃れることができません。


そして、中学3年次の進学、高校1年次の進級の際に、この数学が、
正確に言えば、数学の『成績』が問題となって、進学・進級できないということに
なることがあります。


ここで気付いて頂きたいのですが、『問題』となるのは、数学の『成績』です。


数学ができる・できない(能力の問題)、テストの点数が良い・悪い(実力の問題)ではなく、
数学の『成績』(結果の問題)が問題となるだけです。


何が言いたいかと言いますと、教育関係者としてはあるまじき発言かもしれませんが、
『成績』さえ取ってしまえば、数学ができようができまいが、知識を持っていようがいまいが、
覚えていようがいまいが、高校1年次、あるいは高校2年次を過ぎてしまえば、
“進級”さえしてしまえば、中高一貫校においては『勝ち』です。


その後、二度と、一生、数学なんてものは勉強しなくても学ばなくてもできなくても、
問題になることはありません。
(※正確には、就職活動時に、公務員になる、大手有名企業に入るためには、
  最低限の数学ができることを要求はされますが)


以上のことから、中高一貫校の数学の対応は、まず何よりも成績を取ることであり、
それは平常点の確保を絶対条件に、“最悪”赤点にならないようにテストで
点数を取ることだと思います。


そこをしっかりしていれば、多少のつまづきにも、対応ができ、かつ、
進級・進学にそこまで影響するものではなくなるはずです。


一部の学校で数学に力を入れている学校もあるかもしれませんが、
その場合も、平常点を全く無視して、その数学のテストの点数だけで成績をつけ、
その数学の成績だけで、進級・進学をさせないとする中高一貫校はそうそう無いと思います。


以下に書きます、項目はきちんとやっていれば、数学ができるようになるものでは
ありますが、仮にどんなにこれをやってもできない、“テストの点数”が取れないとなっても、
『成績』を取れるようになっていることではありますので、テストの点数うんぬんではなく、
『成績』を取るために最低限やることだと思って、やってみることをオススメします。



① まずは授業についていく
  →授業中寝ない、ノートを取る、宿題を出す

② 宿題は丁寧にかつ正確にかつ最速で行う

③ わからない箇所は徹底的に聞く

④ テストでは徹底的に点数を取る、こだわる

⑤ 高校での分かれ道で決断をする

⑥ 高校数学は点数が取れない

⑦ 理系大学・学部に行くなら、別途受験数学を勉強する



①に関して、これは実際についていけているかどうかよりも、
『ついていく』姿勢・態度を見せる“だけ”で及第点をもらえます。

できないからやらない、嫌だからやらないと幼稚に拗ねて、
好き勝手にやっている人は、数学の先生に限らず、多くの人が、
そんな人は『見捨てます』し、『相手にしません』。

そうなると、成績は最低の評価を受けることでしょう。

できない・やれないながらも、授業中はしっかり聞き、ノートを取って、
宿題を出しているにも関わらず、テストで点数が取れないというのであれば、
先生も、自分の教え方が悪いのか、補講や補習などをしてあげたほうが
いいのではないかと協力的に考えてくれます。

そうなれば、成績はテストの点数よりも平常点を重視し、
及第点をもらえる可能性が高くなります。

この態度や姿勢を学ぶことは、数学に限らず、好き嫌い、
できるできないに関わらず、大事な『勉強』となります。

『人生の勉強』だと思って、この数学を通して学んでおくことをオススメします。


②、③に関して、これも①に含まれることではありますが、
ここまで行うことが『平常点』を取ることになります。

①②③とやっている生徒を見捨てるような先生は、
中高時代においてはまずいないでしょう。

大学生ともなると、それだけでなく、絶対的に結果を求めらることがありますが、
それも理系の大学にでもいかない限り、そんな先生はそうそういないでしょう。


④に関して、これはできる人は、毎回100点を目指すつもりで、
できない人は、1点でも2点でも多く点数を取るつもりで、
徹底的に点数にこだわるほうがいいでしょう。

数学のテストの場合、知識を持っているかどうか、
論理的思考ができているかどうかよりも、
『与えられた時間内』に『早く正確に』、『どれだけの量』の問題を解けるかが
問われることになります。

特に、学校内で行われる定期テストなどは顕著にその傾向が見られ、
先生によっては、問題数が多いが、宿題や問題集の問題を
そのまま出題しているなんてこともあります。

できる人は、それらを完璧にして、決して間違えないという自信を持てるくらいに
演習をして、テストに臨んで下さい。

できない人は、できないなりに、できる問題だけは絶対に間違えない、
単純な計算問題だけは計算ミスを絶対しないなどと徹底して、
『(点数が)取れる』問題、そしてそれを間違えないためにも何度でも見直すという
心構えで、テストに臨んで下さい。

大抵は、そういう方向けに、問題が設定されていますので、
できない方でもできる問題を全部取れれば、赤点はクリアできるようになっているはずです。


⑤に関して、この判断は極端な格差になっている方々は簡単に決められることでしょうが、
中学時代は60〜70点前後、そして高校時代も50点台をキープしている方にとっては、
悩ましいところだと思います。

しかし、以下の傾向にある方は理系を選ぶのは止めておいたほうがいいでしょう。

中学時代、数学で80点以上の点数を取ったことがない。
宿題や演習が苦痛で、答えを丸写して出したことがあり、
それでもテストで点数が取れたので問題ないと思っている。
ちょっと興味があり、就職や職業の選択肢も増えるので、
理系の大学・学部に進みたいと思っている。
単元によって、得意不得意ではなく、好き嫌いがある。
数学はどんな問題も計算をしまくって、こねくりまわしていれば、
あるいは直感的に答えが出ると思っている。

これら、全ての思いや考えを、おそらく数Ⅱの微積分の単元によって、
全てばっさりと切り捨てられることになるでしょう。


⑥に関して、⑤から続くことですが、高校数学は『真摯』に取り組まない限り、
その『適当』、その『直感・勘』、その『好き』程度で、乗り切れるものではありません。

理解することはもちろんのこと、演習するのも当然、さらには自らを律する、
つまり自分自身に問いかけ、間違えたら罰を与えるぐらいのつもりでないと、
あっという間に、宇宙の言語のようになります。

高校数学は、『その程度』で、点数が取れることも、取れることを約束されることもありません。

何回やれば何問やれば何ページやれば何時間やればいいというものでも、ありません。

理解し、間違えずに解法を、手法を使うことができ、問題作成者との対話、
つまり、この問題が意図していることは、何をもって、どんな解法・手法をもって、
この問題に取り組み、答えを導き出せば良いのかを読み解く、
ここまでする必要が出てきます。

計算をすれば、答えが出てくるのは、『赤点』回避となる点数分だけです。

できない人はここを精一杯、頑張って点数を取ればいいのですが、
なまじできる人は、この計算問題も気取って大して演習しないで、
文章題や考えなければならない問題も、理屈を知っているからできるだろうで、
テストに臨み、計算ミス続出、文章題・考えなければ問題は、
中途半端に覚えた・暗記しただけの理屈は使えず、ボロボロの点数を取ることに
なります。

高校1年次1学期は“まだ”中学時代の知識でカバーできますが、
二学期からはまったく別ものとなりますので注意して下さい。


⑦に関して、昨今は学校のほうで、コース別にしてくれて、
受験対策もしてくれているかもしれませんが、理系大学・学部に行くなら、
それでは足りない、あるいは別途受験テクニックが必要になると思います。

中高一貫校6年間の教えは素晴らしいものではありますが、
それが、『受験』に向けたものとして、『特化』しているかは、
見極めが難しいと思います。

個人的な意見ではありますが、やはり予備校などでの勉強が
不可欠になるかと思いますので、検討することをオススメします。



【後書き】

中高一貫校における、数学の問題は、

積み重ねの勉強が、知識が、絶対的な演習量が必要となってくる、数学において、
一度つまづく、特にテストの点数や成績が上がった下がったの問題よりも、
授業についていけない、わからない、できない、もう嫌だ、もう聞く気がない、
もうやる気になれない、となって、その単元で覚えるべき知識を、数学的解法手法を、
論理的思考を、学ばなかったこと。

これに限ると思います。


さらに受験がないことが悪影響し、強制的に『もう一度覚えなおす・やり直す』機会が
ないため、それがズルズルと続いていってしまうことも加わります。


そして、“これ”を、英語でも、他の科目でも行うようになってしまえば、
通っている中高一貫校ではもう進級・進学は難しいでしょう。


というよりも、学校、先生、親御さん、生徒自身でのミスマッチが激しくなり、
全員が全員、不幸になる形で、幕を引く(進級・進学できない形で学校を去る)ことに
なると思います。


中高一貫校特有の自由で伸び伸びと自主性に任せた教育は、
いつまでも『待ってくれる』のであれば、最高の教育だと思いますが、
都度都度の『記録』によって、最終的に一気に断罪されるとなると、
そのことが子供のその後にどう影響してくるか計り知れません。


昨今のハラスメント・体罰・差別問題から、学校、先生から、
このことを改革することは不可能になりつつあります。


そうなると、これはご家庭の、親御さんの『自己責任』となりますので、
よく考えられることをオススメします。



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