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学校によっては、学年末テストが始まったと思いますが、
まだ“若干”の時間が残されている方にとっては、
いよいよ追い込まれることになっていると思います。
一学期、二学期もそうですが、テスト●月だからと、
その月を迎えるまで溜めに溜め込んだツケを支払うことになって、
結局借金を抱えたまま、テストに臨み、思うような点数、成績が取れない。
最終的に受験で一発合格を目指しているのであれば、
学校の定期テストなどは実力・学力の推移を計る程度のものかも
しれませんが、学校の定期テスト、成績が進級・進学に直結する
私立校・中高一貫校では、学校の定期テスト、成績を落すことができません。
やりたくない、面倒だというのも無しです。
それが、受験なく内部進学できる権利を得るための義務であり、
条件となります。
最近は本当にこのことを軽んじる、失礼ながら、これは親御さん、ご家庭にも
増えてきましたが、勉強が、進級・進学が出来なければ出来ないでもいい、
学校の勉強だけが人生じゃない、それが個性なんだからと、
あっけらかんとしている方が多いです。
後々になって慌てることなく、その信条・信念を貫けるのであれば、
それは個性として素晴らしいものになっていくことでしょうが、
多くの私立校・中高一貫校生、そしてその親御さん、ご家庭を見てきましたが、
最後の最後になって、“あわよくば”や“出来ることなら”と、
泣きつくようになることが多いです。
明確な進級・進学要綱、基準が設けられている私立校・中高一貫校で、
こういったことを追い込まれてから言われても、思われても、
すでに時遅しとなります。
積み重ねられた成績は、もはや挽回できるものではなく、さらに悲劇となりますが、
抜け落としてきた基礎学力、勉強の習慣は、他校受験を行えるほどにも、
なっていません。
そうなると、せっかく入った私立校・中高一貫校、それも大学まで付属と思って、
内部進学できるものだと思っていたものが、高卒、さらには中卒となってしまうなど、
入学した当初では、“あり得ない”ようなことが起きることは多々あります。
むしろ、昨今はその傾向が極端になっており、私立校・中高一貫校で
落ちぶれてしまったが最後、這い上がれない、返り咲けないという方が
増えてきているように思えます。
そうなると、上記の話ではありませんが、元々その学校での特性が無かった、
お子さんの個性がその学校に合わなかっただけで済んだものが、
その学校に通ったがゆえに、貴重な学生時代の時間を、修学すべきことを、
『全く身につける』こと無く、その学校を去るという状況・状態になってしまうことになります。
特に運動部などでは、こういった方の使い捨てかのような扱いが目に余るように
なってきたように思えます。
明らかに成績不振にも関わらず、部活動の参加は強制的に行われ、
それも週に６・７日も行っているということになっている方も少なくないでしょう。
部活動を辞めた・休んだからといって、勉強するわけではない、
テストの点数、成績が良くなるわけではないという理屈なのでしょうが、
その部活動をやっている時間と体力を、『勉強』する機会にあてられるのは事実であり、
部活動がそれを奪っているのも、少なからず事実だと思います。
にも関わらず、進級・進学ができなかった時には『自己責任』ということで、
切り捨てられるのであれば、部活動が悪だと言わざるおえないと思います。
これは親御さん世代においても、同じように考えられている方が多いのも、
昨今の傾向を強めているのかもしれません。
部活動を辞めて、さらに家でゴロゴロされるくらいなら、ゲームやスマホをして、
“どうせ”勉強しないくらいなら、午後７・８時まで『託児』してくれる
“部活動”をやらせて、負担を減らしたいという考えが蔓延しているようにも思えます。
その結果、進級・進学が出来なくなることがわかった時には、
もう遅い、これからどうするのかも、わからない、決めていないで、
とりあえずとりあえずの対応をすることになります。
そこから先のご家庭内の状況・状態はあまり良いものは言えないものと
なるでしょう。
２年後に２０２０年度の教育改革を迎える、またはその第一世代となる方は、
その改革の犠牲になりかねない危険性を持っています。
今年度までの高校生の方はあまり影響してこない話かもしれませんが、
来年度以降、高校生になる方は、よく考えておかないと、
まさか自分がそんなことになるなんてということになるかもしれませんので、
気を付けておくことをオススメします。
話が脱線しましたが、そういった悲劇へと進んでしまうのが、
この積み重ねられる『学校の』テスト、成績を軽んじて考える、
一回二回落しても、次は大丈夫、次はなんとかすると根拠なく、
今まで通りの生活を続けて、成績を落し続け、それを『記録』しつづけると、
来年度以降は、厳しい措置を受けるかもしれませんので、気を付けて下さい。
今年度、中学生の方、これは１・２年生も含め、２０１８年度以降から、
高校進学することになりますが、２０２０年度の教育改革の転換を迎える、
第一世代として、改革・実験世代に含まれています。
このことを意識して、よく考えておくことをオススメします。
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