６月に中間テストがある方は・・・

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６月になりました。

今月中間テストを受ける方は、今まさに山場、修羅場を迎えられていると
思いますが、“来月”同じことにならないことを祈ります。

授業の進度が速くなった今年度は、この一学期中間テスト、期末テストは、
事前事前に対応しておかないと、ついていけなくなる、遅れを取ることに
なるでしょう。

特に私立校・中高一貫校は、独自のカリキュラムでどんどん進めてくることを
考慮すると、失礼ながら、もう“落ちこぼれ”候補生が出て来ていると思います。

厳しいように聞こえるかもしれませんが、そうやって選定していかないと、
学校のレベル、ブランドを守れなくなる可能性があるため、
今後はやらない方はもちろんのこと、できない・やれない方も切り捨てられるように
なってくると思います。

時間的に、物理的に、『無理』という“言い訳”があるかもしれませんが、
通っている学校に入学する際に“約束”しているのが、
その学校において一定の学力を保つ、学ぶ、習得することが、
『第一目標』となっているはずです。

勉強なんて関係ない、テストの点数などで評価しない、成績など気にしないで、
自由に伸び伸びと、自己表現、個性を伸ばし、青春時代を楽しんで、元気に、
“過ごす”ことが、『卒業』要件になっているかもしれませんが、
高校・大学への『進級・進学』要綱になっていることはないでしょう。

進級・進学するには、確実にテストの点数、平常点、そしてそれらを総合評価し、
記録された“成績”で、進級・進学が決まることになります。

その一点だけに注目すれば、昨今の、最新の教育論、教育法は、
実態と異なると言えます。

最新の教育論や教育法、論評されていることは、子供達の可能性を伸ばす、
これからの未来に、将来に活躍できるような『素晴らしい』教え、考え、
生き方かもしれません。

しかし、その評価、そして進級・進学するための審査等は、
“相変わらず”数値、結果主義になっています。

それもそのはず、そうでなければ、“具体的に”審査、評価することができません。

子供達に“悪い”子供などはおりませんが、勉強できない、やらない、
通っている学校のレベルについていけない、おいていかれる子供はおります。

進級・進学できないこと＝悪いことだとは決して言いませんが、
嫌々ながらも勉強し、努力し、一定の結果を出した、
保った方が得る（進級・進学という）権利と、
同等の権利を欲しい、それどころか当然の権利として与えろと
言わんばかりの言動、態度、姿勢を取る、それを当然のことと考える方、
散々好き勝手にやってきた方が、増えてきた上に、極端になってきているようにも思えます。

こうやって文章に書かれると、そんな馬鹿な、そこまで身勝手なことを、
考えていないし、態度・姿勢として示していないという方が多いと思いますが、
『数値』としての結果、『成績』に反映されていますでしょうか。

思った思っていないは水掛け論かもしれませんが、結果、成績は、
無情にも、“数字”として出ていませんか。

大変厳しいことかもしれませんが、今後は、それが“現実”として、
突き付けられることになっていくと思います。

そして、この結果と現実は、社会的な格差もそうですが、
基礎学力、基礎生活、人との交流などにもおいても、
格差が出てしまうことになった場合、落伍者に対して、
かなり厳しい社会になることが予想されます。

さらに、昨今は、一度や二度のミスに関して、不寛容な社会になっていることを
考えると、『失敗』に対する社会的な扱いも厳しいものになっているように思います。

そういった意味では、もう一度、これからのことをよく考えて、
今やるべきことを見直してみて、選択して、決断していくことを
オススメします。

学生時代は、“何度かの失敗”をしても許されることが多いですが、
よく書いているように、私立校・中高一貫校では、『学業面』において、
中学で８回、高校で８回の『成績』、中学で１４回、高校で１４回の
『定期テスト』において、“いつまでも”“何回でも”『失敗』して良い
“わけ”ではありません。

学生時代までは、一回、二回、一度や二度のミスや失敗を許される、挽回できるものには
なっていますが、それにも“限度”があることにそろそろ気づかないと、
一度や二度のミスを許さない社会に出てから、とんでもない『責任』を取らされることに
なることでしょう。

そうなる前に、この学生時代の内に、学んでおくことをオススメします。

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