eikan-seirios’s blog

立教専門塾栄冠ゼミ・私立校中高一貫校専門アルファのブログです。講習のお知らせや日頃の勉強について、基本的に毎日書いています。

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出来ないということを『個性』として認められない理由

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昨今の流行りなのか、わかりませんが、 子供たちを見ていると、『出来ない』ことを 『個性』の一つとして認めろという風潮、 言動、態度、姿勢を示す方が多くなってきています。 短所より長所を伸ばしましょうという教育方針を かなり偏った形でこじらせてしまったと思われますが、 『出来ないこと(短所)』を『個性』の一つだと 認めてしまうことは、非常に危険な一面を 持つことになります。 本人、当人が『出来ない(短所)』ことは、 出来ないで済まして、別のことをする、 別のことを頑張る、挑戦するということは、 ある意味効率良く、要領良く、生きているように 思われますが、『他人』からも、そうして、 出来ないことを個性として認められるということは、 それは、『成長を見込めない』『期待できない』と いうことに繋がります。 大変失礼ながら、最近は、親御さん、 ご家庭の方も、お子さんの 『出来ないこと(短所)』を 『個性』の一つとして、嬉々として、 語られる傾向があります。 うちの子は計算が苦手で、 (人並みに)出来ないのですが、 一つのことを集中して考え始めると、 すごい集中力を発揮するんです。 分数の計算がわからないようですが、 図形の問題などは、何かひらめくように 出来るみたいで、受験に出るような 難しい問題でも解けるんです。 『出来ないこと(短所)』を隠すかのように、 必ず、『出来ること(長所)』を褒めるように されているのかもしれませんが、これは裏を返せば、 『出来ないこと』を個性として見てくれ、 認めてくれと、訴えかけているように思われます。 同時に、他人に対しても、そう言う、 他人からもそう言われるように なっていくと、それは、 『出来ない』=『成長を見込めない』 『期待できない』=必要な人材ではない、 と思われることになっていきます。 いかがでしょう、親御さんも、会社で働いていれば、 そろそろ、『“そう”言って』、自分の出来ないことを 個性として認めろと言わんばかりの後輩、新人の方が 増えてきているのではないでしょうか。 と、同時に、ある程度の期間・時間が経ってくると、 そう言っている方に、成長の見込みも、期待も しなくなってきていると思いますが、どうでしょう。 究極で言ってしまえば、仕事は出来ないけど、 それを個性として認めて、人間として 生きているのだから、給料を寄こせ ということになりますが、 『そんな方』を、いえ、『そんな方』こそ、 大事に扱って、丁寧に指導、教育して、 成長してもらおう、期待していこうと、 思われますでしょうか。 冒頭の、短所より長所を伸ばしましょう という教育方針をこじらせてしまった方は、 それと同じことを、子供たちにしていると、 思えてきます。 学校の勉強、学問などはわかりやすく、 『ソレ』を決して認めることはなく、 出来ないことを断罪、制裁するかのごとく、 審査・評価を下し、徹底的に認めない姿勢を 保っています。 で無ければ、誰でも、好きな大学に入れて、 勉強が出来なくても、大卒という学歴を 手に入れて、好きな会社に入って、 好きな仕事、(自分でも)出来る仕事をして、 あわよくば人並み以上に給料を貰うなんて、 世界、社会になることでしょう。 昨今の私立校・中高一貫校で、落ちこぼれ、 進級・進学出来なくなっていく方、 そのご家庭は、この傾向が強くなってきており、 手の施しようがないという 状況・状態にまでなって、尚、 『出来ないこと(短所)』を 『個性』として認めろと言われます。 ある意味、高校・大学に 進級・進学出来ないということが、 『勉強出来ない』という『個性』を 認められた結果なのですが、 『出来ないこと』を『個性』として 認めろと言われる、思われる方は、 『個性』として認められた=許されたのだから、 人並みの権利、自由、選択肢をもらえるものだと、 勘違いされているように思います。 今後もそうですが、いえ、むしろ、今後はより 厳しく、強く、そうなっていくと思われますが、 『出来ないこと(短所)』を『個性』として、 認められるようになっていけばいくほど、 『“出来ない”という個性』を持っている方は、 組織やコミュニティから、どんどん“排除” されていくことになります。 『“出来ない”という個性』を 認めるということは、 成長を見込めない、期待できない、 なら、『必要ない』人材として 見られることになります。 進級・進学出来なかった方は、 高校・大学で習う勉強に、ついていけない、 できない、やれないということを、 見込まれたことになり、別の道を探すように 言われていることになります。 つまり、言い方が悪いですが、教育機関における、 高校・大学にとって、『必要ない』方として、 見られたことになります。 教育機関に限らず、 “そう”は強く言わないですが、 これが会社組織であれば、そのほか、 町内会、友人関係などの コミュニティなどであれば、 ごくごく自然に、丁重に、 出て行ってもらうように、 されることでしょう。 出来ないこと=個性、だから、認めろ、許せ、 ということをこじらせていくと、いずれ、 それが『本当に』組織やコミュニティ、 他人から、認められるということは、 認められた時は、成長が見込めない、 期待できない、『必要ない』方として 認められたということになります。 自分が、あるいは、お子さんが、そうなっていく 危険性も考慮して、『出来ないこと』を 『個性』として捉えていかないと、 自分の理想としている道に進めなくなることも ありますので、気を付けておくことを オススメします。 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□   ┏━┓┏━┓┏━┓┏━┓┏━┓┏━┓   ┃通┃┃塾┃┃生┃┃募┃┃集┃┃中┃   ┗━┛┗━┛┗━┛┗━┛┗━┛┗━┛ 立教専門塾池袋栄冠ゼミ 公立・私学中高一貫校生専門塾アルファ 自習空間シリウス(時間制自習室) 【住所】 東京都豊島区西池袋5-8-9 藤和池袋コープ2F(地図) 【TEL・FAX】 03-6912-7063 【PR】■□■□■□■□■□■□■□■□  私立校・中高一貫校生の二学期からの  勉強の仕方を電子書籍で提案!  試し読み・ご購入は以下のサイトで  ご確認下さい。 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■