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初めに。
中高一貫校に通うということが、どういうことかわかってもらうために、
ご家庭の少し裏事情的なことを書かせていただきたいと思います。
各ご家庭で、“こういった”ことを、何も知らせずに、伸び伸びと育てたい、
育って欲しいと思う方はここで、見せるのを止めさせて下さい。
個人的には、そうやって、事実や現実を隠されて、『与えられる』ことが
『当たり前』と育ってしまうことには、懸念をしておりますが、
それでもというのであれば、見せる必要はないと思います。
もう一度書きますが、ここで見るのを止めて下さい。
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では、話を進めさせて頂きますが、
私立校もそうですが、中高一貫校はまず授業料が高いです。
普通の学校の何倍もします。
備品費や教材費も含めると、中高6年間で何百万、千何百万となる場合があります。
高校に進学する際も、外部受験の方同様、入学金を支払います。
進学できたというのに、何で入学金を改めて払う必要があるんだと思われるかもしれませんが、
中学と高校とでは、同じ敷地、校舎にある、系列校であっても、『別の学校』ということになります。
実際のところ、教育制度として、義務教育か、そうでないかの違いがありますので、
別の学校と考えるほうがいいでしょう。
そういった『体裁』で、入学金を、内部進学者、外部受験者、ともに納めることになっています。
内部進学者の方は、高い授業料を払ってきたのに、改めて『入学金』を取られるわけです。
何が言いたいのかというと、中高一貫校に入るということは、そうやって、事あるごとに、
お金が関わる、お金がかかることです。
中学2・3年生ともなれば、そういった感覚、感情が自然に身につくかと思いますが、
親御さんはそれだけ、皆さんに期待しての“投資”を行っています。
それを自分のわがまま一つで、全てを台無しにし、さらには、また別の負担をかけて、
何よりも心配をかけて、進級・進学できないということになることを、
自覚して下さい。
この感覚が無ければ、中高一貫校では進級・進学していくことは難しいでしょう。
ギリギリでも進級・進学できている方のほとんどが、こういったことを感覚的に、感情的に
持っており、『これ以上親に迷惑をかけられない』『じゃあ、勉強をどうするか』と考えられるように
なっています。
その感覚、感情が無い限り、別に学校なんて意味無いし、勉強なんか嫌いだし、
その学校で進級・進学する将来・未来なんて、見えてこないし、考えられないと
思われると思います。
昨今は、そういった感覚、感情を持っていても、進度の早い授業についていけず、
どうしても進級・進学できないという方もおりますが、しかしながら進級・進学できない、
失礼ながら、落ちこぼれ候補生のほとんどが、上記のような感覚、感情で、
あっけなく、進級・進学ができなくなって、その学校を去ることになります。
精神論にはなりますが、その感覚、その感情が無い限り、
私立校・中高一貫校ではついていけなくなるでしょう。
与えられることが、(道を)用意されることが、当たり前であって、権利であって、
そこの何の犠牲もない、と思っている限り、痛みや苦労知らずに育ってしまうことでしょう。
親御さんも、お金の苦労を子供には感じさせたくない、知られたくないと思うかもしれませんが、
過剰なまでに、意識させないことは、過剰なまでに言って追い込むことと同じくらい、
お子さんの将来・未来を狂わせる可能性があります。
お子さん自身が自ら意識できれば最も良いことではありますが、
あまりに意識を感じられない場合は、現実を事実を言ってあげるのも、
しつけの一貫かと思います。
また、このしつけに関しては、後にも指摘させて頂きますが、
中高一貫校においては、重要になってきますので、
賛否はあると思いますが、厳しいことを書かせて頂くことをご容赦下さい。
さて、上記のように、中高一貫校では、他の学校よりも『お金』がかかっている、
そしてそれを親御さんが負担している(支払っている)ということを知り、
感覚、感情を持てるようになったら、次に考えなければならないのが、
進級・進学要綱のことだと思います。
親御さんに迷惑をかけているとまでは言いませんが、そこまで期待されている、
愛されているということがわかれば、何が何でも進級・進学はしたいと思われることでしょう。
しかし、そのための条件や要綱を知らずして、『ただ頑張る』『なんとなく頑張る』だけでは、
葛藤が増えることになります。
私立校・中高一貫校に限らず、ほとんどの学校で進級・進学要綱に近いものがあります。
それでも、明確にされているのは、私立校・中高一貫校だけでしょう。
なぜなら、それが、進級・進学の『基準』となっているから。
私立校・中高一貫校のほとんどの学校は、
単位制『絶対評価』ですので、クラスの平均点や偏差値などに関わらず、
基本的に、各個人の点数、成績“のみ”を見られて評価されますので、
極端に言えば、学年の『全員』が“進級・進学できない”こともあります。
もっとも、そうなったらそうなったで問題にはなるでしょうが。
そのため、この進級・進学の『基準』を知らないということは、
ルールも知らないのに、ゲームやスポーツをやっているようなものです。
闇雲に勉強すればいい、大抵その場合、『自分なりに』や『自分的に』で
満足していると思いますが、そういうわけではないということに、
気付かないと、勉強にかけた時間・頑張りに対して成果は出てこないことでしょう。
そうなると、そこで心が折れるか、もういいやと諦めることになってしまうと思います。
まずはルールとなる進級・進学要綱を知り、『加えて』、成績のつけ方で、
必要な成績の取りかたを、点数を、授業のカリキュラムで自分は何を学ぶのかなどを
知る必要があります。
それで、初めて中高一貫校の勉強の対応のスタート地点に立てます。
これを知らずに、ただ突き進んでいっても、それは悲劇への道へまっしぐらだったりしますので、
必ず確認するようにして下さい。
各勉強の仕方において、毎学期、毎テストごとに、このことを推奨しておりますが、
どうしても、難しいというのであれば、学年で一回二回の確認でも構いません。
最悪なのは、学校の先生から提示されて初めて知った、これはまずいと思う間もなく、
それは、ほぼほぼ進級・進学できないことの勧告になっていたなんてことです。
そうならないためにも、これは親御さんもともに、一緒に確認するようにしてみて下さい。
そうして、進級・進学の『ルール』を知ったら、次は具体的なこと、
学校生活や勉強のことに対応しなければなりません。
成績のつけ方に関しては、各学校各教科各先生ごとで異なると思いますが、
中高一貫校の場合、その『6年間』を通しての教育という方針・考え方から、
『平常点』を重視される傾向が強いです。
極端な話ではありますが、テストは毎回赤点ギリギリ30点、40点でも、
平常点がMax、最高得点を取っていれば、おそらく成績は5段階評価で3、
それを続けていく限り、進級・進学が『できない』ということにはならないでしょう。
最終的な進学先の選択はあまりできないかもしれませんが、進学させないということに
決してならないと思います。
こうした平常点を重視する傾向は、それが勉強の基礎となり、
後々に大化けする可能性を、学校・先生側が知っている、
あるいはデータとして持っているためです。
テストはその時に勝負運かもしれませんが、平常点は日々の努力の積み重ねですので、
それが『できている』限り、学校は、先生は決して見捨てません。
必ずどこかでブレイクスルーする時が来ると信じられているからです。
そして、この平常点が、昨今は、ご家庭のしつけに大きく関わってしまっています。
一昔前なら、学校が、先生が、厳しく、それこそ体罰とまではいかなくとも、
居残りをさせたり、特別に課題を増やすなどの罰を与えて、平常点の重要性を、
日々の努力の重要性を諭していた、説いていたものですが、今それを行うことは、
ハラスメント問題や差別問題、さらにはえこ贔屓なんて言われたりして、
学校は、先生は、『何も言えなくなった』『何も言わなくなった』『何もしなくなった』ようです。
そうなると、授業中騒がない、寝ない、ノートを取るなどなど、基本的なことに関しては、
ご家庭内のしつけの範疇であり、それを学校で授業で披露している形になり、
その『評価』が、成績として『評価』されているといえます。
厳しいことを書かせて頂きますが、現状の中高一貫校においてのお子さんの成績は、
親御さんのしつけに対する成績、評価と合致していると思って下さい。
そうなると親御さんの責任が大きく重くのしかかることになります。
中高一貫校という素晴らしい環境に入れた、入れてあげたのだから、
親としての責任を果したというわけではありません。
今の学校の現場で、お子さんが自分で気付き、自立し、道を切り開いていくなんてことは
ありません。
それが出来るのは、親御さんのしつけの行き届いた、
文武両道が出来るごくごく一部の方のみです。
そうした学校生活を続けている限り、中高一貫校においては、よく書いております通り、
中高一貫校の悲劇、高い授業料を払い、3年次の受験まで時間がない状態で、
進級・進学できないことが発覚し、その後の受験も失敗となる。
何のために、その中高一貫校に入れたのか、全てが後の祭りとなります。
普通の学校であれば、そういった学校生活、多少の、一回二回の失敗や、
普段の勉強のことまで、『記録』されていても、それが最終的な受験に
影響することはありません。
さらに、ほとんどの中高一貫校では、授業の進度も早く、
内容も独自の難しいものだったりします。
また、授業もさることながら、宿題・課題の量も多く、
できなければ、どんどん置いていかれることになり、
その学年で、その年齢で、最悪受験するのに、
必要な知識すらをも抜け落すことが多いです。
こういったことの典型例として、高校生にもなって、分数の四則演算が出ると間違える、
方程式が正確に解けない、などという方が中高一貫校では必ず出てきます。
というよりも、失礼ながら、進級・進学できない方の多くがそういった傾向にあります。
どこかのタイミングで学校が、先生が救ってあげなかったのかと思うと、
少し恨み節になりますが、これもまた、自由、自主性を認める代わりの、
『自己責任』となっているのが現状です。
こうなってくると、普段、家で勉強をするしないというよりも、
出された宿題・課題に対する取り組み方、
普段の授業中の態度、学校生活、部活動などが大きく影響してくることになります。
これら、一切のことに対して、今は学校は先生は『何も言いません』『何も言えません』。
その理由は嫌味たっぷり書かせて頂いております。
そうした中高一貫校において、自由・自主性を持ち、『自己責任』を取る形で、
各学年が、各学期が、各テストが行われていくことになります。
そのことを知った上で、中高一貫校の勉強をどうしていくべきか、
以下に何個か挙げさせて頂きました。
これらは考えた、知った、やろうと思った、自分なりにやれたではなく、
『結果』を出して、初めて『できた』と認められるものです。
そして、認められたご褒美として、進級・進学が許されるのだと思って下さい。
① 進級・進学要綱、成績のつけ方、授業カリキュラムなどの学習指導を読み込む
② いかなる理由があろうと授業中、寝ない、騒がない、ふざけない
③ ノート、宿題・課題提出は必須、提出しなければ成績は確実に下がる
④ テスト前はテストにのみ集中する
⑤ 先生の温情はない、『記録』『点数』『成績』にシビア
⑥ テストの点数が、成績が落ちたら、学校生活、家での生活全てを見直す
⑦ 一学期に貯金を作り、二学期に対応する
⑧ 積み重ねていく『成績』に注意を払う
⑨ 指定校推薦や進学先を考慮する
①に関して、これを行うのが中高一貫校生として、中高一貫校に通わせる親として、
絶対条件だと思って下さい。
これを知らずに、学校任せ、親任せ、お子さん任せにしている限り、
記録されていく『成績』によって、じわじわと首を絞められることになります。
テストの点数が悪くなってから、成績が落ちてから、慌てて見ることの
ないようにして下さい。
②、③に関して、これは今や学校から『指導』『注意』を受けられないと思って下さい。
全て自己責任であり、親御さんのしつけの範疇として扱われます。
できないのであれば、通っている中高一貫校では『合わない』ということになります。
④に関して、大学まで受験で上がってきた親御さんは勘違いされやすいですが、
中高一貫校では受験が無い分、各定期テストがそれを分散したものである扱いになります。
当然、この定期テストで“最低限の”『点数を取る』意識を持てない限り、
平常点だけでは成績をカバーしきれないことがあります。
最低限と書いたのは、学校側、先生が、大体の指標として教えてくれている、
合格点、赤点をクリアすることを目標に、それ以上の点数を、
出来る限り、『一学期』で稼ぐようにしないと、忙しくなる二学期から、
点数の伸び悩み、学年全体としての総得点が低くなる(借金となる)。
そして、平常点を加算して、『学年』としての成績を出された時、
進級・進学要綱に引っかかることになります。
最後の最後で一発逆転のテストがあるなどと思わずに、
各学期、各定期テストで点数を取りにいく、取るようにして下さい。
⑤に関して、これを知るのが、進級・進学できないと、『なってみた』時であることが
多いです。
大丈夫大丈夫、先生が『“次”頑張れば、進級・進学できる』と面談で言っていたとしても、
それは、進級・進学要綱の計算上、次のテストで、100点満点を取ればという話だったり
しますので、テストの点数計算、平常点の計算等が自分でできるのであれば、
自分で行って、きちんと、先生が持っている、知っている『記録』『点数』『成績』と
すり合わせてください。
たかだか1点、0.1点でも進級・進学要綱の基準を満たしていなければ、
容赦なく、進級・進学させてもらえないと思って下さい。
これはどんなに文句を言っても、証拠となる『記録』『点数』『成績』を
見せ付けられることになりますので、覆すことができません。
⑥に関して、テストの点数は時の運によることもありますが、
成績に関しては、まず間違いなく平常点を落としています。
そうなると、その平常点を落す原因、授業中の態度や姿勢、
提出物に対する考え方を変えなければなりません。
当然ですが、その時に、言い訳として『部活動』や趣味、習い事が出てくるなら、
その『部活動』や趣味、習い事をどうするのか考えなければ、
この問題は解決しませんので、よく考えてみて下さい。
⑦、⑧、⑨に関して、ここまで考えられるようになれれば、進級・進学できるできないで、
まず苦しんでいないでしょう。
むしろ、与えられた環境・状況をうまく利用して、どうやって楽に、それでいて、
勉強以外の別のこともしながら、やっていくかを考えられていると思います。
そこまでの余裕が出来たら、通っている中高一貫校での進級・進学だけに
囚われず、より上の学校を狙ってみるの宜しいかと思います。
ただし、そこまでできるのは、一年次二学期までに目覚めた方のみの
特権となります。
推薦要綱は、進級・進学要綱とは大きく異なることがありますので、
そこまでを見据えたいというのであれば、
早々と推薦要綱をチェックしておくことをオススメします。
【後書き】
いかがだったでしょうか、全ての中高一貫校がこれに当てはまるだろうと豪語するつもりは
ありませんが、当てはまらない学校のほうが少ないと思います。
冒頭から、厳しいことを書かせて頂きましたが、昨今は、学校、先生も、
『言わなくなった』というより、『言えなくなった』ため、
第三者である他人の私が好き勝手に書かせて頂きました。
昔であれば、先生が声高に言えたものでしょうが、私立校・中高一貫校は、
学校ビジネスという面が色濃く出てしまうため、親御さんやPTAの方々も、
学校側、先生側に、厳しい要求をするようになったのかと思います。
そうなると、学校も、先生も、生徒を『お客さん』扱いするしかありませんので、
進級・進学できない『証拠』が集まるまで、『黙っている』のでしょう。
そうして、『できない』ということが決まれば、親御さんを呼び出して、
証拠の開示を行い、文句も有無も言わさず、学校から出ていってもらうという
流れになっているかと思います。
個人的にはそうなる前に言ってあげるのが優しさであり、教育だとは思いますが、
それを今の親御さんが、PTAが、世間が、社会が、望まないというのであれば、
時代の流れなのかもしれません。
愚痴のようなものになってしまいましたが、中高一貫校に通うのであれば、
最低限これだけのことを意識し、実際に行わなければ、
いつでも、どんな学校でも、進級・進学できない可能性を秘めることになります。
『なってみて、わかった』時は、『決まった』時となっておりますので、
その時になって、文句や言い訳をしても、決定事項は変わらないということを
覚悟して下さい。
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