毎学期、毎定期テスト、さらには、長期休みの時にも、
口うるさく書いておりますが、言われてもやらない方は、
決してやらないのは、昔から変わらないことですので、
おそらく、これは人としての、癖や業、性のようなものかも
しれませんが、『記録』される『結果』で進級・進学の合否が
決まる私立校・中高一貫校では、“ソレ”を『個性』として、
認めてくれることはありません。
親御さんも含めて、思い違い・勘違いされている方は、
多いと思いますが、私立校・中高一貫校において、
宿題は「やっても、やらなくても良い」、さらには、
「どうでもいい」ものではありません。
「やるのが当たり前」、さらに言えば、
「やらないなら、罰を与える」ものとして、
扱われています。
新入生、特に中学一年生の中には、
（受験進学）塾からの宿題ならまだしも、
『学校の』宿題ごとき、あるいは、なんて、
「やっても意味がない（面白くもない）」
「時間の無駄」とも思える「ただの反復・単純作業」で、
苦痛を伴う、（自分・お子さんの）思想・信条に反するとまで、
考えられているかのように思われます。
『思想・信条に反する』などとは大げさなと思いますが、
個人的には、“勉強が出来ている”＝『結果』を出している方に、
勉強が出来ない、出来ていない＝『結果』を出していない方と
『同様』の宿題を出す、そもそも、『宿題を“課す”』ことは、
ある意味、罰ゲームと言いますか、今なら、ハラスメントと
言っても良いかと思っています。
今後はどうなるかわかりませんが、現状では、
勉強が出来ない、出来ていない＝『結果』を出していない方に、
“合わせて”宿題を出されているので、
『結果』を出している方には、
「平常点を取る（保険をかける）」つもりで、
やりましょうと“提案”しています。
そして、『結果』を出していない方には、
“必ず”というより、宿題をやって、出さない限り、
進級・進学“出来ない”可能性が高まる、
進級・進学“出来ない”ことが保証されていくことに
なると、強く“警告”しています。
しかしながら、『結果』を出していない方ほど、
宿題を甘く軽く見積もって、その日その時の気分で、
やったりやらなかったり、溜め込んで、最悪、
出さなくてもいいやという言動、態度、姿勢を示されます。
学校・先生側からすれば、（学校の）勉強が出来ない方への
「救済措置（努力点・加点）」として、出しているのに、
むしろ、勉強が出来る＝『結果』を出している方が、
“より”良い『結果』を盤石にするためのものとなっているのが、
今の「学校の宿題」の現状だと思われます。
親御さんの世代ぐらいまでは、宿題なんて、
やったりやらなかったりでも、“そこまで”
成績に、何より、学力に影響が無かった、
何とかなった、なっていたという感覚が
強いかと思われますが、昨今は、
その宿題の『数』と『量』が、
成績（平常点）に、学力に、影響が出てきている、
いえ、もう出ていると思います。
たかだか『宿題』、それも“学校”から出される宿題ごときで、
学力に影響が出るわけがないと思われるかもしれませんが、
当塾での少ないデータでも、その“相関”関係が
顕著に見られることを考えると、膨大なデータをもっている
学校・先生側からすれば、「確信」に近い理論、原理、法則のように
なっているかと思われます。
その『結果』、宿題をやらない方への制裁・断罪は、
より厳しくなる一方で、きちんとやっている、やってくる方への
評価は高まっていくことになるでしょう、
いえ、もうなっていると思います。
にも関わらず、当の本人はもちろんのこと、
『親御さん』ですら、この宿題に対しての対応を、
甘く軽く見積もる、扱う限りは、成績向上はもちろんのこと、
学力低下を止めることが出来なくなっていくことが
予想されます。
実際、すでにそうなってきていると思いますが、
もう一度、この『学校の』宿題に対しての意識、考え、
取り組み方を、『親御さん』も含めて、考え直しておくことを
オススメします。
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