eikan-seirios’s blog

立教専門塾栄冠ゼミ・私立校中高一貫校専門アルファのブログです。講習のお知らせや日頃の勉強について、基本的に毎日書いています。

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私立校・中高一貫校で進級・進学できることを前提、根底にしない

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今の親御さん世代から、高校全入、 高校卒業率も高まり、留年、中退などは、 よほどの問題行動を起こした、 いわゆる不良、問題児ぐらいで、 “普通”に学校に行っていれば、 “普通”に高校を卒業まで出来たという方が 多くなったと思います。 学校・先生側の努力や思惑などもあったかも しれませんが、元々、留年させる、 退学させるというスタンスで、 生徒と向き合っている学校・先生は、 少ないと思います。 その両者が相まって、努力と思惑の甲斐があって、 子供達は、高校進学、さらには現役進級、 卒業まで『与えられる』『許される』のが 当たり前、当然の権利のように思われるように なってきたと思います。 実際に、進級・進学に、勉強に、厳しいと言われる、 思われる私立校・中高一貫校でも、8割以上、 感覚的には9割以上の方が、“少なくとも” 卒業までは出来ていることから、 当然の権利として、『進級・進学』は 『与えられるもの』、『許されるもの』と 意識されるのも無理はないと思います。 そのために、今では私立校・中高一貫校でも 進級・進学できることを前提、根底にして、 それ以上のことを、『優先順位』の上位に 据えている方が増えてきているように 思えます。 さらに、就職氷河期世代の親御さんなら、 『学校の勉強が出来た』“だけ”では、 足りない(就職できるとは限らない)から、 子供達に様々な経験を積ませ、 未来・将来への選択肢を増やそうと 思い込んでいる方も少なくないと思います。 そうなった時、お子さんの実力、学力、 やる気や意識といったものが、 通っている私立校・中高一貫校と、 親御さん、ご家庭の方とで ズレが生じた時、お子さんにとっての、 学校生活、学生・青春時代、その後の進路は、 悲劇、不幸、地獄を招きかねないことになります。 よくうるさく書いておりますが、 私立校・中高一貫校で進級・進学 していくためには、進級・進学要綱、 基準を満たさなければなりません。 そして、その要綱、基準は、 記録されていく点数、成績の、 『具体的な』数字によって、 決められていきます。 さらに、その点数、成績を取るためには、 『学校の勉強』で、結果を示さなければなりません。 となれば、わかると思いますが、 私立校・中高一貫校で 『進級・進学』したいのであれば、 『学校の勉強』をして、点数、成績を取って、 要綱、基準を満たさなければなりません。 『満たせなければ』進級・進学出来ないとなります。 この時、優先順位として、 『進級・進学する』ことを 上位に考えず、前提・根底として、 『進級・進学出来る』ことは、 当たり前のことであって、 それ以上を、例えば、 抽象的な『子供の幸せ』を、 優先順位の最上位に置いて、 何があっても、子供の願いを、思いを 絶対的なものとしていると、 その前提・根底が崩れた時に、 救いようがないというところまで、 追い込まれていることになります。 これもよく書いておりますが、 私立校・中高一貫校では、『有限回』の機会、 つまり、8回あるいは5回の学期の成績、 14~16回あるいは10~12回の 定期テストの結果で、進級・進学が決まります。 その回数で、進級・進学要綱、基準を 満たさなければ、進級・進学出来ないと 明記されています。 にも関わらず、進級・進学できることを 前提、根底に考えている方の多くは、 この回数を、この結果を無視して、 各学年、各学期、各長期休みを 過ごしていきます。 各学校、各先生によって、 進級・進学要綱、基準も異なれば、 点数、成績の付け方、再試や追加課題に よっての救済措置も違いますので、 一概には言えませんが、基本的に、 単位制絶対評価の私立校・中高一貫校に おいては、単位を落した教科があれば、 進級・進学はおろか、卒業も難しくなります。 進級・進学要綱、条件によっては、1・2教科、 単位を落しても進級・進学できる、あるいは、 再試・追加課題で、単位認定となることもあれば、 1教科でも単位を落せば、即進級不可、留年確定と なることもあります。 私立校・中高一貫校では、留年者数が多いと、 次年度の受験などに影響があるから、 “そうはいっても”、“なんやかんやで” 進級・進学『させてくれる』『出来る』という こともあり、まことしやかな噂でもあれば、 事実として、救済された方も出てくることが あります。 この部分がブラックボックスになっているので、 私立校・中高一貫校では比較的楽に進級出来る、 さらに高校・大学の付属校などであれば、 高校・大学へと楽に進学出来ると“思われて” しまうのかと思われます。 ですから、 “そうはいっても” “なんやかんやで” 『進級・進学できること』は 大前提になっている、 根底として扱えるとは言えます。 とはいったものの、昨今は、そういった意識を 持つ方があまりにも『極端な』結果を出し始めて きているため、また、都市部の私立校・中高一貫校、 大学付属校などは人気となってきており、 受験者数も増えていることから、 厳しい締め付けをして、体制を整えるように、 動き出してきているように思えます。 今後、それを実感されるのが、 一年次一学期の結果を見た時と なると思います。 このブログにおいて、 毎年書いていることではありますが、 私立校・中高一貫校に限らず、 一年次一学期で習うこと、授業、勉強は 比較的というよりも、もっとも簡単で、 楽で、そこまで範囲も広くなく、 先生も緩く審査・評価をしやすいために、 『3年間で、最も点数・成績が  取りやすい学期』 となります。 各学年においても、『一学期』は そうした傾向があることから、 単位制絶対評価の私立校・中高一貫校で、 効率良く、進級・進学していきたいのであれば、 部活動や学校行事に忙しくなる二学期に備えて、 この一学期に点数、成績を取り、『貯金』 『余裕』を作っておくことを勧めております。 しかし、ここ最近、 それも一昨年度ぐらいから、 その最も点数、成績が取りやすい 一年次一学期においてから、 テストは赤点、さらには十数点、 数点などの点数を取り、 宿題などの提出率も低く、 成績を落す方が増えてきました。 昔から、一定数の方が1・2教科において、 そうしたことになることもありましたが、 今は、『複数教科』、それも『主要5教科』において、 不合格、成績1といった結果を出してしまう方が 増えてきております。 このことは、学校・先生側が、本気になった =(進級・進学の)締め付けを厳しくしてきたと 予兆させられるものと言えます。 学校・先生側が、そうなっているにも関わらず、 進級・進学できることを前提、根底にして、 そうはいっても、進級・進学出来る、 させてもらえるものだとして、 二年次、三年次と進級してしまうと、 『進学』は許されないということに なっていきます。 高校生以降は、進級も許されないことに なりますので、今後は、高校2年次を 終えるまでの間に、多くの方が 『ふるいにかけられる』ことに なっていくと思われます。 そして、進級・進学出来ないとなった時、 進級・進学できることを前提、根底に していた方の多くは、基礎学力、基礎知識を 公立、一般の学校以上に落としている 可能性が高く、仮に他の高校・大学へと 行ったとしても、そこでも留年、中退の 危機を抱え“続ける”可能性が高まります。 うるさい脅し文句のように 思われるかもしれませんが、 『進級・進学できることを前提、  根底に考えていなければ』 つまり、私立校・中高一貫校に 入っても、危機感を持って、 優先順位の上位に、 『進級・進学すること』を 保っていれば、大抵の方は、 進級・進学することが出来ます。 問題なのは、 『進級・進学できることを  前提、根底にして』 通っている私立校・中高一貫校で 設定されている進級・進学要綱、基準、 記録されていく点数、成績を無視して、 好き勝手にやって、1年、2年と 過ごしてきて、追い込まれてきてから、 それでも尚、優先順位を切り替えることの 出来ずに、落ちこぼれていくと、 もう間に合わないとなることです。 それが、通っている私立校・中高一貫校での 進級・進学だけで済めば、まだ希望が持てますが、 学業の道、つまり高校・大学に進むことにも、 影響していくと、本当に何のために、 私立校・中高一貫校に通ったのか、 悩み、葛藤されることになると思います。 昨今の私立校・中高一貫校で、 進級・進学出来なかった方の多くは、 そうした傾向に陥りやすく、 “返り咲く”方が少なくなって きています。 通っていた私立校・中高一貫校で、 『進級・進学できることが前提、根底』 にあったためかもしれませんが、 いつまでもしがみつくように、 その考えに囚われている限り、 事態が好転していくことは 無いと思います。 来年度以降、私立校・中高一貫校に 中学・高校に入学する、進学する方は、 そのことをよく考えて、進級・進学 出来ることを前提、根底にしていないか、 通っている学校で、進級・進学するための 条件は何なのか、確認したうえで、 何を『優先』するのか、決めておくことを オススメします。 学生時代は無限の期間・時間にあって、 無限の機会が与えられるわけではありません。 制限期間・時間内の、有限の機会によって、 選択肢が広がりもすれば、狭まりもします。 私立校・中高一貫校の場合、その規制が、 条件が、少し厳しいものとなります。 そのことをよく考えた上での、 各学年、各学期、各長期休みを どう過ごしていくのか。 各学年、各学期の結果が出る度に考え、 親御さん、お子さんともに、話し合い、 相談していくことをオススメします。 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□   ┏━┓┏━┓┏━┓┏━┓┏━┓┏━┓   ┃通┃┃塾┃┃生┃┃募┃┃集┃┃中┃   ┗━┛┗━┛┗━┛┗━┛┗━┛┗━┛ 立教専門塾池袋栄冠ゼミ 公立・私学中高一貫校生専門塾アルファ 自習空間シリウス(時間制自習室) 【住所】 東京都豊島区西池袋5-8-9 藤和池袋コープ2F(地図) 【TEL・FAX】 03-6912-7063 【PR】■□■□■□■□■□■□■□■□  私立校・中高一貫校生の各学年ごとの  勉強の仕方を電子書籍で提案!  試し読み・ご購入は以下のサイトで  ご確認下さい。 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■