eikan-seirios’s blog

立教専門塾栄冠ゼミ・私立校中高一貫校専門アルファのブログです。講習のお知らせや日頃の勉強について、基本的に毎日書いています。

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速読と熟読

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   立教専門塾池袋栄冠ゼミ!
   併設校公立・私学中高一貫校生専門塾アルファ
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最近、TVや雑誌の特集で速読をやっていました。
速読法で本をたくさん読むことができるので、
素晴らしいことだと思います。


私自身も、読まずに蔵書となっている本が
何冊もありますので、速読ができればと思っておりました。


ですが、速読の内容を聞き、速読は
小説やエッセイなどの本に向いているものであって、
教科書や参考書などに関して言えば、
速読をしないほうがいいのではないかと考えました。


速読は大雑把に全体の内容をつかむものだと思います。
(もちろん、達人レベルになると、一言一句の内容をつかんでいるかもしれません)


しかし、これでは、熟読する必要がある
教科書や参考書などの本で、大雑把に内容を
つかむことは一つ間違えば、大きな勘違いを生むと思います。


速読と熟読を使い分けることができれば、
問題ないでしょうが、まだ本に読むことを慣れていない
子供のうちは、速読することは危険だと思います。


ある程度の教養と知識ができた頃に行わなければ、
本だけに関らず、資料やテストなどでも、
ぱっと速読して、問題を間違えやすくなります。


これは大問題だと思います。


思えば、感覚的ですが、ここ十年ぐらいで、
問題の読み間違え、簡単な計算ミスをする生徒が
増えてきたと思います。


決して、成績が悪いわけではないのですが、
焦ったためか、問題や計算を速く解こうとして、
結果間違えてしまう。


驚いたことに、そういうミスで十数点も
点数を落としている生徒もいます。


それも毎回のテストで。


焦らずに、じっくりと問題を見ることと
教えても、どうしても速くやろうとしてしまうようです。


そうして、速く終わらせて、見直しをしても
間違いに気づかない。
見直しも大雑把に速読してしまっているため、
間違えに気づかない。


これは、社会的な速読のせいではないかと思います。


情報化社会といわれるようになって、十年ぐらい経ちますが、
情報があふれすぎて、情報を速く処理することがいいような
風潮があります。


私はこれはあぶないことだと思います。


情報の正誤、仮に正しい情報だとしても、
その情報に、自分の意見、他の考え方などを
付け加える熟考する。


この能力がこの十年で著しく落ちているでは
ないかなと思います。


速読が悪いというわけではないですが、
何でも早く速くという時世に、疑問を持つと、
速読することがそれほどすごいことだと思えなくなりました。


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