理想の学校生活を過ごせた？

学生の皆さんは毎年、このＧＷ連休までは、
どの学年でも、思い描いた「理想」の学校生活、私生活を
過ごされると思います。

新学年になって、気持ち新たに、目標高く、
『記録』される『結果』のプレッシャーもなく、
好き勝手に、自分の思い通りに、過ごせた。

そう思われていることでしょう。

実際には、細かい失敗、例えば、宿題を出すのが遅れた、
授業中、ちょっとうたた寝した、小テストの勉強をしなかったなど、
皆さんからすれば、『大したこと』ではない、それこそ、
「人間だから、一回二回の小さな失敗」程度で、
“そこまで”問題ではないと勘違いされていることが
多いです。

ここでよくわかってほしいのですが、
時間があって、余裕があって、（多少でも）やる気があって、
“それでも”失敗するのが、人間です。

ここから先の、連休によって和らいだやる気で、
時間がない、余裕がない、連休・祝日も無い一週間を、
約９週間続けることになりますので、気を付けて下さい。

逆に言えば、“たった”９週間、これを乗り切れば、
一学期終了、『結果』を出せば、夏休みという
ボーナスタイムを漫喫出来ることになります。

しかし、その９週間を乗り切れず、『結果』も出せなかった場合、
二学期以降、“理想の”学校生活は過ごせなくなります。

なぜなら、成績的、学力的な『余裕』が無くなり、
『記録』された『結果』は、抜け落とした基礎学力、知識は、
どんどん重くのしかかってくる、（貴方を、貴方の可能性を）
否定してくることになるからです。

『記録』される『結果』で進級・進学の合否が決まる
私立校・中高一貫校生に、そして、その親御さんにも、
うるさいくらい書いておりますが、
“限られた”『時間』と『機会』の内で、
『記録』される『結果』で合否が決まるシステムでは、
「先行逃げ切り型」が圧倒的に有利となり、
「後発追い込み型」は絶望的に不利となります。

そのことがわかれば、わかっていれば、
この“最も点数、成績が取りやすい”一学期において、
点数、成績を落とすということが、どういう意味を持つのか、
その逆に、点数、成績を稼ぐ、稼いでおくということが、
どれだけの価値があるのか、わかると思います。

“二学期以降”も理想の学校生活を過ごしたいなら、
理想とまでいかなくとも、
『絶望の』学校生活に“したくない”のであれば、
これからの、この一学期、よく考えて、“事前事前に”
行動することをオススメします。

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