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一学期二学期とすごしてきて、最後のテストの、この学年末テストにおいて、
“神頼み”はあまりにも虫がよすぎます。
特に私立校・中高一貫校の場合、この学年末テストが、
その後の人生の岐路に立つという意味では、
入試テストと同じです。
『やるべきことをやった』方が、最後の最後、心の支えとして、
神頼みし、『自分の普段の実力が出せますように』ということであれば、
神様も願いを聞き入れてくれるかもしれません。
しかし、散々サボっておいて、最後までだらけて、
神様なんだからなんとかしてよ、助けてよという言動、態度、姿勢を取る方には、
神様どころか誰一人として、救いの手をさしのべてくれないでしょう。
これは、学年が上がるほど、年を取るほど、そうなっていきます。
社会に出れば、さらに、その手が、魔の手だったりとしますので、
見極めることが出来なければ、更なる不幸へと歩むことになります。
むしろ、学校の勉強そのもの、内容よりも、こういったことを、
早め早めに『学んで下さい』。
サボッたツケはどうなるのか、最後の最後は救いの手ではなく、
自分でなんとかしなければならない、行動を起こさなければならない、
自分の人生は自分の手で切り開かなければならない。
それを知らずして、学校を卒業するほうが危険です。
私立校・中高一貫校生は、『与えられる』ことに慣れ過ぎて、
何でも自分の思い通りになると勘違いされる方が多いですが、
進級・進学という権利は“数回”のチャンス（定期テスト）によって、
勝ち取った（自分の手で切り開いた）ということです。
一発試験の入試と異なるので忘れやすいのですが、
実際は『積み重ねた』努力によって、進級・進学できている実績があります。
そして、その『積み重ね』は、その逆、つまり、怠惰もまた、
実績として残ってしまいますので、その分が、今まさにツケとして
やってきていることでしょう。
これを『返せない』方は、失礼ながら私立校・中高一貫校には向いていません。
昔から私立校・中高一貫校生はやたらと『要領の良い』方が多かったです。
それは、『勝てば官軍』『終わりよければ全て良し』
『ＴＯＰで合格しようが、ビリで合格しようが、合格は合格』といったことを、
肌身に感じていて、知っていて、わかっていて、理解して、
それを体現する方が多かったからです。
最近はそういった要領の良さを感じられる方が減ってきています。
ダメならダメでいいんじゃない。
そこまで頑張らなくても別の道だってあるわけだし、
自分を追い込む必要ないでしょう。
学校の勉強なんて、将来・未来に役に立たないし。
これらは『やるだけのことをやった』人が言うのなら格好いい言葉かもしれませんが、
『やりもしない』方が言えば、負け犬の遠吠えとして見られることになります。
そして、これが、“たかだか”学校の勉強・テスト“ごとき”ですら、
その傾向にあるとなると、将来・未来、夢や趣味に関するものまでにも、
悪影響となってしまうことを懸念しています。
いかがでしょうか、将来・未来、夢や趣味に関するもの“なら”
『できる』でしょうか、『できている』でしょうか、そして、何よりも
そこまで言えるほど、『やった・やりきった』でしょうか。
『やるだけのことをやった、やりきった』方の、なんとかなるや、ダメならダメで
死ぬわけじゃないんだから“次”がある、という言葉は、重みも責任も、
全部自分で背負って、納得しての一言に思えます。
しかし、これらを『やりもしない』方が言えば、
『諦め』の一言として見られることになります。
うるさい説教となりましたが、この学年末テストの最後の最後に、
神頼みする行為もまた、同じようなことが言えます。
それを、何度も続けていく限り、私立校・中高一貫校においては、
進級・進学がどんどん厳しくなっていくでしょう。
『やるべきことをやって、やりきる』ことを早め早めに気付くことを、
オススメします。
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