eikan-seirios’s blog

立教専門塾栄冠ゼミ・私立校中高一貫校専門アルファのブログです。講習のお知らせや日頃の勉強について、基本的に毎日書いています。

MENU

何も言われない素晴らしさと恐ろしさ

【PR】 【PR】
2938251_s.jpg
昨今のハラスメントの問題からか、 若者もそうですが、子供たちに対しても、 下手なことを言うことも出来ず、 しつけ・教育と虐待、叱ると怒るの 境界線も曖昧になり、それら全てを 総括してパワハラ、虐待と言われるように なった昨今、多くの方が、何も言えなくなった、 そして、何も言わなくなってきたと思います。 もう、面倒で、手のかかる方は、 何も言わないで、自己責任を 取ってもらって済ませようという 風潮、傾向に、社会全体が なってきているのかもしれません。 教育において、褒めて伸ばす、考える力を 養うために、あえて、何も言わずに、 自分でやってもらうといったことが 流行っておりますが、極端に行き過ぎると、 これもまた、問題になってきていると 思われます。 自ら考え、行動し、独創性・個性溢れる物事を 生み出し、さらには進化・発展させることの 出来る方にとっては、他人の意見など、 耳障りなことであり、誰に何を言われても、 自分で自立し、人生を歩んでいくことが 出来ると思いますが、そうでない方は、 人としての最低限の教養や素養、能力などを 著しく欠如したまま、年を取っていくことに なります。 それもまた、その人が歩む人生なのかもしれませんが、 学問、学業の道を進む上で、その考え方、生き方で、 何とかなると思われているのであれば、 早々にお伝えしておきます。 有史以来、特に近年においては、複雑に、専門的に、 さらには総括的に、体系立ててきている学問において、 何の基礎知識、基礎学力も無い方が、いきなり 難しい専門書を読んで、その全てを理解し、 さらには身につけ、応用・発展させることが 出来ることは、もはや皆無となっています。 数百年前から百数十年前ほどであれば、 英文(他言語)が読める、方程式が解ける、 科学用語を知っている、社会・歴史を 知っているなどが出来れば、 学問の道へと突き進むことが出来たかも しれませんが、今では、そんなことは、 一般常識どころか、呼吸をするかの如く、 自然に出来て当たり前であり、出来なければ、 学問の世界においては、言い方が悪いですが、 人間扱いされないくらいの『区別』を されることでしょう。 むしろ、出来ないのに、どうやって、そして、 何で、学問を学ぼうとしているのか、何を、 学ぶ気なのかと、不思議がられると思います。 そのボーダーが年々、大学生、高校生、 中学生と低年齢化してきており、 義務教育だから、(子供が教育を受ける権利が 保障されているから)学校に行ってやっている くらいの言動、態度、姿勢を示される方が 増えてきているように思えます。 中学卒業までは、もちろん、その通りですので、 卒業後、高校・大学に行く必要は無く、また、 勉強が嫌いであれば、無理に行く必要もないでしょう。 ところが、高校・大学には行かせろ、その権利も あるはずだとなってきているのが、昨今の問題の ように感じられます。 そのためか、わかりませんが、 特に私立校・中高一貫校では、 進級・進学出来ないとなると、 拗ねて、駄々をこね、文句が あるかのような、まるで、 高校・大学に行かせない 学校・先生が悪かのような、 目で、態度で、見ていられるように 感じられます。 そうなってから、『何も言われなかった』 “恐ろしさ”を目の当たりにすることに なるのですが、今では、高校・大学に 行くために、学校の勉強を修学し、 それを結果として数字として、 記録として示すことが条件であることを “知らない”“わからない”かのような 日々、学生時代を過ごされる方が 多くなってきているように思われます。 最近はよく書いておりますが、 高校・大学に行くための条件は、 スポーツ推薦、一芸入試などの 一部の特殊な条件を除き、 学校の勉強を修学していることを、 『証明し』、その学力、実力が あることを、数字で、記録で、 示すこととなっています。 そして、高校・大学に行くということは、 『勉強』をすることが義務付けられることに なります。 何で勉強しなければならないんだ、 学校の勉強なんて、社会に出たら、 役に立たないじゃないか、などといった 『哲学的』『禅問答』のやり取りや 悩みを抱えたまま、学年を上がる、 年を取るごとに、その条件と義務は、 重くのしかかることになります。 そんなことを誰も、何も 言ってくれなかったと どんなに嘆こうとも、 それまでに記録した結果、 抜け落としてきた基礎学力、知識、 そしてそれらを習得し、修正し、 高校・大学に行くための条件を 満たすための『時間』と『機会』は、 中学3年間、あるいは、高校3年間と いう限られた時間の中で行われる、 テスト、成績によって、決まります。 少なくとも、受験無く高校・大学に 行くことの出来る私立校・中高一貫校で、 高校・大学に行くのであれば、これが、 出来ない、やりたくないというなら、 高校・大学に行けません。 もちろん、通っている学校での 進級、内部進学の話ではありますが。 高校・大学に行く気はない、あるいは、 通っている学校での内部進学は考えておらず、 受験で、一発試験で、自分の学力、実力、能力を 示すのであれば、一切関係ない話となります。 ですので、仮に“今”そう思っているのであれば、 “今”は、何も言われないことこそが、正義であると 言えます。 しかし、高校・大学に進学するシステム、 さらには、そこで勉強し続けるための条件として、 それまでに習った基礎知識を持っていることは 当然のこととして、さらに難しいことを学び、 理解するだけの基礎学力が必要となります。 ですから、『後々になって』から、やっぱり 高校・大学に進学したい、皆が行くし、 皆が行けるのだから、自分も行きたい、 行ける権利があるというのが、システム的にも 学力的にも、『条件』が満たない、 『選択肢』が取れないとなります。 もちろん、勉強、学問は素晴らしいことに、 いつでも、いつからでも、始めることができ、 自分ひとりで進めることもでき、学んで いくことが出来ますので、思い立ったその時から、 のめり込むように、熱中することは出来ます。 ただし、それが内部進学、あるいは 受験合格するための条件をクリアするまでの 『時間』と『機会』に、そして、受験で、 合格できるまでの『レベル』となるかは、 残り時間の問題となります。 これもまた、現役、国内、志望校、 学校の形態・形式にこだわらない というのであれば、今や学校大国と なっている日本においては、 選択肢が多種多様にありますので、 どこかしらの高校・大学に進学 出来るかもしれません。 可能性が無いわけではないのに、 否定的なことを言うなと言われるので あれば、もう何も言うことはありません。 どうぞ、お好きになさって下さい。 ですが、通っている学校での進級、 内部進学、志望校への合格等に関しては、 貴方の自分勝手な都合で、 何とかなる可能性は一切無いと、 いうことだけは断言します。 それらは、通っている学校、あるいは、 志望する学校で提示されている『条件』を クリアしない限り、可能性はゼロです。 これは残念ながら、無限の可能性や 将来・未来がある子供だからで、 許されることは絶対にありません。 勉強や学習に対して、夢や希望で 飾り立てている方もおりますが、 この高校・大学に進学するための システムや条件を、可能性や将来・未来が あるからで、免除されることは決してありません。 今後、制度や条件が変わる可能性も含めれば、 もしかしたら、絶対や決してではないものに なるかもしれませんが、そうなったら、そうなったで、 進学した後に地獄を見ることでしょう。 こういったことを言われないでもやる、 あるいは入学時の時点でそうした覚悟を している方が、上位私立校・中高一貫校では、 多いため、そうした周りの方々に、自然と 刺激を受けて、やるようになるか、 仮にそれでもやらないとなっても、 別の選択肢を増やすための行動を、 決断を起こせる方が多かったように思えます。 しかし、今は、言われても、上の空、他人事、 さらに言われなければ、これ幸いと、 自分勝手に、好き勝手に、やり過ごして、 『物理的』『時間的』に、条件をクリアできない、 選択肢を得られない状況・状態にまで、 追い詰められてから、さてどうしようかと 悩まれることが多くなってます。 そうなるともう、受験で一発逆転合格を 目指すよりも厳しく困難な道を歩まれる ことになります。 『何も言われずに』過ごすということは、 それも、学生時代、青春時代の時間と機会、 その後の進路を犠牲にして、とらされる、 『自己責任』となる可能性があります。 もっと先々に、もっと早くに、もっと厳しく、 もっと本気で、真剣に、親身になって、 言ってくれれば、気付いたのにと、 後々になって、言おうが、懇願しようが、 学生時代の『現役』の、『時間』と『機会』は、 戻ってきませんし、『基礎学力』は一日、一週間、 一カ月、さらには一年やそこらで、取り戻せる ものでは無くなってきています。 ましてや、そうなってまで、あるいは、 そうなってきている傾向があるにも関わらず、 勉強以外の『何か』の『片手間』で、 自分なり、自分的の、努力、頑張りで、 何とかなることは、一部の天才の方を除いて、 不可能と言えます。 『何も言われない』素晴らしさで、そのことを 自分で気づき、自律自立し、考えるようになれれば、 最高ではありますが、『何も言われない』恐ろしさを 知らずに、気付かずに、過ごした学生時代で失う 『時間』と『機会』と『選択肢』、『進路』の 重大さに気付き、自分が思い描く理想とは かけ離れたものとなった時、最悪になります。 受験なく、高校・大学に進学することが出来る 私立校・中高一貫校生は、最低でも、 通っている学校での高校・大学に進学することが、 お望み、いえ、当然の権利だと思われていることでしょう。 その当然の権利が得られるための、 最低限の努力と結果を、学校・先生に 示せれるようにしておくことを オススメします。 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□   ┏━┓┏━┓┏━┓┏━┓┏━┓┏━┓   ┃通┃┃塾┃┃生┃┃募┃┃集┃┃中┃   ┗━┛┗━┛┗━┛┗━┛┗━┛┗━┛ 立教専門塾池袋栄冠ゼミ 公立・私学中高一貫校生専門塾アルファ 自習空間シリウス(時間制自習室) 【住所】 東京都豊島区西池袋5-8-9 藤和池袋コープ2F(地図) 【TEL・FAX】 03-6912-7063 【PR】■□■□■□■□■□■□■□■□  私立校・中高一貫校生の夏休みに考える  勉強の仕方を電子書籍で提案!  試し読み・ご購入は以下のサイトで  ご確認下さい。 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■