eikan-seirios’s blog

立教専門塾栄冠ゼミ・私立校中高一貫校専門アルファのブログです。講習のお知らせや日頃の勉強について、基本的に毎日書いています。

MENU

私立校・中高一貫校生 返却されたテスト問題・解答用紙の見方・見直しの仕方 〜全般編〜

【PR】 【PR】

・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
  ★┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓★
  2016年1学期期末・前期総合テスト対策講座
  ★┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛★

     中間テストの挽回!? 二学期以降への貯金!?
 補助的・体験的な塾活用でも大歓迎。ご相談・問合せは随時受付中!

  立教池袋・新座生はこちらから  中高一貫校生はこちらから

  【電子書籍】私立校・中高一貫校生 一学期期末テストの勉強の仕方

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・

初めに。


学校の定期テストに限らず、ほとんどのテストは、終わってしまって、
結果が出たら、もう『意味の無いもの』と思われることが多いと思います。


これを宝物のように扱って、次のテストに備えようなどと考える方は、
『そんなこと』をしないまでも、高得点を取れていることでしょう。


嫌味に聞こえるかもしれませんが、今やそういうことが極端になってきているのが
教育の現場だと思います。


塾でも、重要書類のファイリングが出来ている方の多くは成績上位者が多いです。


逆に授業で先生がわざわざ、テスト前の勉強用に、作ってくれたプリントですら、
机の中、あるいはカバンの中にしまいこんで、最終的に失くす、どこにやったか忘れるなどと
いう方もおります。


そういったことを一つ一つ指摘するのは昨今の風潮では差別だとか、個性を殺す、
言い方次第ではパワハラだったり、出来ないからといって、無理やりやらせようとするのは
体罰・虐待だったりと、言われてしまうのでしょう。


学校・先生は、そういったことを一切しない代わりに、全て『点数化』『記録化』することで、
『区別』をして、成績に反映させるようにしています。


この返却されたテスト問題・解答用紙に関しては、そういった『点数化』『記録化』が
終わった後のものですから、そういう意味では直接的に成績に、進級・進学に、
関わるものではありません。


ですから尚更、学校・先生はもちろんのこと、親御さんも、管理することに関して、
ましてや見直しすることに関して、うるさく言うことはないでしょう。


しかしながら、これは今後のことも考えると、
将来の悪習慣・悪癖となりかねないものとなります。


大分先の話にはなりますが、仕事の重要書類を、その仕事を終えたからといって、
おろそかにしたり、あわや捨ててしまったりということをしてしまった時、
怒られるだけではなく、信用問題、あるいは金銭的・法的トラブルになったり
することがあります。


仕事だけでなく、プライベートなことでもそういうことがありますので、
こういったことを起こさないためにも学生時代から、その悪習慣・悪癖を
直しておくほうがいいでしょう。


今はデータ化にすることも簡単だったりしますので、
わざわざ書類をファイリングするのも嫌だという方は、
テスト問題や自分の回答をデータ化して、携帯やスマホ、パソコンなどに
保存しておくのもいいと思います。


保存の仕方、保存場所に関しては、自由に行ってみてください。


さて、そうして保存したテスト問題・解答用紙ですが、ただ保存するだけでは、
棚の飾り、ひどい言い方をすれば、その学年、学生時代を終えてしまえば、
ただのゴミとなってしまいますので、そうならないように、活用してみましょう。


データとして取っていて、さらには、将来は学校の先生になるなど夢を持っている場合は、
そのデータが、後々大いに役立つことにはなると思いますが、
そうでない場合、自分の過去の笑い話の一ネタになるくらいでしょう。


そういった活用もおもしろいものではありますが、できれば、『次のテスト』に、
さらには、『今後の勉強』に役立てるよう、工夫してみましょう。


特に私立校・中高一貫校の場合ですと、出題傾向や先生の好みなど、
わかりやすいものがあるので、過去のもの、ただのゴミとすることなく、
十二分に活用して、今後の勉強、テストに有利になるように、してみて下さい。


そのために、まず、そのテストを分析してみて下さい。


誰先生が作ったのか? 問題数は? 問題内容は? その出題比率は? 問題に対する配点は?
ノート・参考書・問題集・教科書・プリントのどこから重点的に出題されているのか?


これらは、『なんとなく』や『大体』で済まされることが多いですが、
必ず『数値』『数字』として明確にしておくことをオススメします。


次に、それらを知った上で、もう一度、その定期テストを、
テスト時間通りにやってみて下さい。


上記のことを知った上でやるのと、知らずにやるのでは、
結果が異なると思います。


もちろん、一度やった、その上解説を受けたので、答えを知っている、
分かっているということもあるでしょうが、それでも初めて受けた時に
比べて、解きやすい、わかりやすい、思い出しやすい、
何よりも、あと何問ある、この問題は配点が高いということが
見えてくる、感じてくることでしょう。


そうすることで『次のテスト』の予行練習までできます。


さらにこれを突き詰めていくと、学校のテストのみではなく、
資格などのテストにも応用できてくると思います。


テストの問題用紙をざっと見て、何問くらいあって、どの問題とどの問題を
先に解いて『点数』を稼いで、配点が高いであろう問題は、時間をかけて
じっくりといて、合格点を確実に取った上で、高得点を目指す。


こういうことをできるようになれれば、もうテストなど怖くないでしょう。


テストはあくまでもその人の実力を測るものですが、
要領の良さや、問題解決能力、機転の良さまでも、
テストには性格が表れることになります。


そういった意識を作れるように、範囲が短く決まったところを出す、
“たかだか”学校の定期テスト“ごとき”で練習をしておくことを
オススメします。


学校で習う知識そのものは、『社会に出て役に立たない』“かも”しれませんが、
その問題の解決方法、その対策の仕方、準備や用意・整理することは、
社会に出て、必ず役に立つことになります。


むしろ、情報化・記録化が進むこれからの世の中で、大量の情報・問題を扱うことを
考えると、そういったことが出来るかどうかのほうが、重要になってくることでしょう。


その時、これらが出来るかどうかは、学校の成績や点数などよりも、大きな差となって、
まざまざと見せ付けられることになると思います。


半強制的に行われる受験テストがない私立校・中高一貫校生は、
そういった意識を持って、テストに臨み、さらにテストを見返す・見直すことを、
オススメします。


長々とうるさい持論を書いてしまいましたが、ここまでのことを意識・理解できたら、
さらに、以下の項目をやってみることをオススメします。


一つ一つはそんなこと、誰でも思いつくし、大したことないことばかりではありますが、
だからこそ、誰もやらない、できていないことが多いと思います。


忙しくて、時間がなくて、そんなことまで出来ないと嘆くのであれば、
その忙しい『原因』となっていることを、一旦止めて・休んでやってみて下さい。


これは点数を、成績を落としていた方こそ、忙しいを理由にサボッた『罰』として、
そこまでやってみるべきだと思います。



① 数値化できるものは全て数値化する
→問題数、問題内容、自分の解答数・率、正答数・率、問題にかかった時間など

② ノート・参考書・問題集・教科書のどのツールからの出題が多いか、調べる

③ 問題内容をツールと比べてみる
→そのまま(数字・文章など同じ)の出題なのか、類似問題なのか

④ 以前のテストとの比較をしてみる

⑤ 出題傾向と先生のクセを見抜く

⑥ なぜ正解したのか、考えてみる

⑦ 何点で成績が変っていたかを調べる

⑧ テスト問題用紙、回答用紙のフォーマットを作ってみる

⑨ 次回の予想問題を作ってみる



①に関して、これはセンスや能力など全く必要ありません。
ただただ、数えた上で、単純な計算をするだけです。
出した数値・数字を各教科ごと一覧にしてみて、まとめてみて下さい。

問題内容に関しては、選択問題なのか、記述問題なのか、穴埋め問題なのか、
自分なりに、工夫して表現すれば構いません。

他人に見せるものではないので、自分で問題の傾向がわかれば良いと思います。


②に関して、これは時間がかかることでしょうが、一度きちんとやってみると、
その後の勉強を楽にできます。

時間がない、切羽詰った、何を勉強すればいいかわからないとなった時、
この『比率』がわかっていれば、最悪『コレ』さえやっていれば、
完璧に覚えれば、何点は取れるという最後の頼み綱になるでしょう。

教科の先生が3年間変わらなければ、もうそれだけで、
3年間のその教科の点数が保証されるといっても過言ではありません。

かなり面倒なことではあるでしょうが、一度、傾向だけでも出しておくと、
今後の勉強、テストに慌てることは少なくなります。


③、④、⑤に関して、これは感覚的なものとなりますが、
出題傾向と先生のクセを、総合的に見ることができると思います。

先生も人間ですから、どうしてもクセが出ます。

ましてや私立校・中高一貫校で長くやってきて、皆さんも長いこと、
その先生の授業を、テストを受けてきて、『なんとなく』はわかることだと
思います。

その『なんとなく』を確実なものとして、推理・推定できるものとしてみて下さい。


⑥に関して、これは『自分を知る』ために必ず行って下さい。

皆さん、間違えたことに関しては饒舌になります。
それこそ『言い訳』のオンパレードでしょう。

しかし、自分が正しい・出来たことに関しては、それがなぜ出来たのか、
意外に理由や原因を言えないことが多いです。

答えが出来た、覚えられたということは、そこには何かしらの理由・原因があります。

テスト前の勉強では何度も『間違えて』、何度も『覚えなおした』から出来たので、
あれば、その『回数・量』を他の部分にも当てはめればいいわけです。

友人に聞いたから、塾の講師・家庭教師に聞いたからというのであれば、
次のテストではその方々に、『聞きまくれ』ばいいとなります。

ミスをしない、失敗しないようにするのは難しいことだと思いますが、
答えが出来る、覚えられるといった『うまくいった』ことに関しては、
皆さん積極的に行えるでしょう。

それをするためにも、『間違えた箇所』をなぜ間違えたのかよりも、
『出来た箇所』はなぜ出来たのか、本気で考えるようにしてみて下さい。


⑦に関しては、これは『点数・成績を意識する』ために行うこととなります。

テストが返されて、学校の先生が解説している間は、
あわよくば、こうなっていた程度に、考えたことでしょうが、
時間が経つにつれて、その意識も薄れてくると思います。

そこで『調べる』と書きました。

調べると、本当は出来た・出来ていた問題が出てくると思います。

でも出来なかった、そしてその分『マイナス』となっていたと反省し、
そのマイナス分の点数をきちんと計算して出しておくと、
今後のテストで、安易に『夢や理想』を見なくなるでしょう。

テスト中は自信と手応えとで、何点は取れたから大丈夫・余裕という感覚、意識が
あったと思います。

しかし、『前回』のことを考えられれば、そんな甘い見込みをしなくなるでしょう。

そうなれば取らなければならない点数を、『確実に』取りにいく姿勢・態度になれます。


⑧、⑨に関しては、次回に向けての準備となりますが、
中間テストから期末テストまでの間では時間も短く、なかなか難しいと思います。

できれば、事前にやってもらいたいものではありますが、
長期休み中や時間が出来た時にでも少しずつやってみて下さい。

主要5教科、一教科一日一問ずつ作れば、テストまでに3〜40問のテスト問題が
作れると思います。

一気に作るのもいいですが、ゆっくりじっくりコツコツとやるほうが、
『準備・用意』をしている実感もわくと思います。

ぜひ試してみて下さい。



冒頭にも書きましたが、学校の定期テストでここまでの、見返し・見直しをする方は、
まずいないでしょう。


受験生ですら、受験の際に、予備校のデータや書籍に書いてあることを鵜呑みにして、
自ら調べてまでやってみようとは思わないことだと思います。


だからこそ、『やってみる』ことで、大きな経験となって、自信となります。


しかも、“たかだか”学校の勉強・テスト“ごとき”のことで、学べるのであれば、
これほど効率の良い、人生の勉強はないと思います。


学生時代を過ぎれば、こういったことを、その結果を、数値や数字、順位では
表してくれません。


それどころか、そういったことをやっても全く評価されなかったり、
むしろ余計なことをするなと怒られるかもしれません。


こういった『結果の分析』を、実験的に時間をかけて行えるのは、
学生時代までだと思います。


部活動や趣味、遊びとで忙しいかもしれませんが、
テスト後のほんの数時間で、次のテストに向けて、対策できるのであれば、
余計な不安を抱えることなく、次のテストまでの期間を過ごせると思います。


これは学校・先生はおろか、親御さんすらも
決して言わない・教えないようなことでしょうから、
無理にとは言いませんが、大人が言わない・教えないようなことを、
学ぶことこそが、実は本当の、自分の、人生の勉強となることもあります。


『結果が出てしまった』テストではありますが、そこに価値を見出し、
次のテストに活かすのは、良い勉強になると思います。


ぜひ一度、試してみることをオススメします。


■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
  ┏━┓┏━┓┏━┓┏━┓┏━┓┏━┓
  ┃通┃┃塾┃┃生┃┃募┃┃集┃┃中┃
  ┗━┛┗━┛┗━┛┗━┛┗━┛┗━┛

立教専門塾池袋栄冠ゼミ

平成教育創造塾シリウス

公立・私学中高一貫校生専門塾アルファ

自習空間シリウス(時間制自習室)

【住所】
東京都豊島区西池袋5-8-9 藤和池袋コープ2F(地図

【TEL・FAX】
03-6912-7063

『PR』・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

私立校・中高一貫校生の各学年ごとの勉強の仕方を電子書籍で提案!

【電子書籍】私立校・中高一貫校生 中学1年生の勉強の仕方

【電子書籍】私立校・中高一貫校生 中学2年生の勉強の仕方

【電子書籍】私立校・中高一貫校生 中学3年生の勉強の仕方

【電子書籍】私立校・中高一貫校生 高校生の勉強の仕方

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■