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【電子書籍】私立校・中高一貫校生 一学期期末テストの勉強の仕方
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テスト中の方は、その手ごたえに、テスト後の方は、その出来栄えに、
一喜一憂しないことをオススメします。
何度も書いておりますが、一学期中間テストは今学年において、
最も点数が取りやすく、また、実際に取れるテストとなっています。
取れて当然、むしろ、満点を取れなかったことを悔しがるくらいの気持ちを
持たないと、『中間テストで“貯金”=“余裕”が出来た』と勘違いされやすいです。
一学期に“貯金”=“余裕”が出来るというのは、中間・期末テストと、
両方のテストにおいての点数を、そして平常点を含めた『成績』を取って、
初めて“貯金”=“余裕”ができることになります。
失礼ながら、最も点数が取りやすい一学期中間テストにおいて、
自分なり、自分的に頑張って、勉強した(時間・量の)割には、
“思ったよりは”、点数が取れていた、良い点数だったと、
ぬか喜びしているようでは、期末テストでこけて、点数を落として、
結果、赤点や不合格にはならなかったものの、平均より少し下、
あるいは少し上という結果になることが多いです。
特にテスト中での手ごたえはまず疑ったほうが良いです。
テスト中は変なテンションになったり、妙な自信があったりで、手ごたえを感じやすいですが、
実際は凡ミスしていたり、減点されたりとで、思った以上に点数が伸びません。
2・3年生はもう何度かそういう経験をしてきていると思うので、わかると思いますが、
1年生は『“初めて”のテストにしては』という気持ちから、
そういった凡ミスや減点など気にせずに、中間から期末テストまでの間、
また、(次は)『ちょっと頑張ればいい』『ちょっと気を付ければいい』と
気持ちを緩めがちになります。
そういった気持ちから演習などを面倒くさがって、精査することを忘れて、
期末テストで大目玉な点数を取ることが多いです。
それで、せっかく中間テストで稼いだ“貯金”=“余裕”はご破算となり、
結局“貯金”=“余裕”無く、二学期を迎えることになります。
以前にも書かせて頂きましたが、この時点で指定校推薦や特待生などの権利を失い、
ここから先は進級・進学ができるかどうかの不安と恐怖を持つことになります。
呼び出しや面談がある度に、憂鬱になっていくことになるでしょう。
そして、『結果』の『記録』が積み重なっていくほどに、その怖さ、重さ、
重大さに気付くことになります。
3年生は、もうこの中間テストからそういった意識を持てないようでは、
進学はかなり厳しくなっていくことでしょう。
一学期中間テストを終えれば、残り3回のテストで、そして期末テストを終えたら、
残り2回のテスト、1回の成績で、進学が決まるわけですから、その時点で、
『数値上』『物理的』に進学が無理と可能性を否定されることもあります。
最近は、学校・先生側の判断と決断が早まってきているので、
二学期までもつれることができなくなってきているように思えます。
挽回、改善の余地無しと判断された場合、そこから受験するのか、
他校転校するのか、留学するのかと選択を迫られることになりますので気を付けて下さい。
たった、4回のテスト、2回の成績で、自分の進路が、人生が関わってきていることを
考えれば、この一学期中間テストだけでは、まだまだ喜べません。
期末テスト、そして二学期中間テストまで、喜びはひそかに一人噛みしめて、
気持ちを緩めることなく、淡々と走り抜けれるようにして下さい。
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