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９月も中旬になり、すっかり涼しくなりましたが、
まだまだ夏の名残りを惜しむかのように、
生活が乱れている方も少なくないと思います。
学校行事や部活動の大会などに向けて、忙しくなってきているかもしれませんが、
同時に授業・勉強も進んでいることに目を向け、気をつけていないと、
来週、再来週と迎える頃には青ざめることになります。
今年度は一学期からうるさく授業の進度が速くなったと書いておりますが、
実際のところはいかがでしょうか。
それほど問題なく、わからないところもなく、
自分では『できてる』『うまくやれている』でしょうか。
そういった、感覚や感じで過ごしていると、見落としてしまうのが、
結果だと思います。
周りの皆も、それほど良くなっていない、変わっていないかもしれませんが、
自分自身の点数、成績はいかがでしょうか。
前年度より確実に下がっていませんか。
細かいかもしれませんが、もし一点・二点でも、成績４が３に変わっただけでも、
『落ちている』『下がっている』のであれば、それは危険信号が灯ってきたと
思うほうが良いと思います。
今まであれば、たかだか一点・二点、成績が３や２になっても、
誤差の範疇で、テスト前にちょっと頑張れば、すぐに挽回できるものだと
言えることもありましたが、今年度以降は、その一点・二点、成績３や２に
なったこと、つまり『落ちている』『下がっている』ことに対して、
少し敏感になっていたほうが良いでしょう。
どこの学校にも言えることではありますが、学力の格差を
『広げない』、あるいは『広げるように見せない』ように、
授業の進度、テストの内容、成績の評価を“操作”してきていました。
しかし、そういった操作で、全体的な学力の低下を招いてきた昨今、
今年度からはこういった操作で、学力低下を防ぐ（ように見せる）のではなく、
一定の水準を満たさない方は、どんどん切り捨てるようになっていくと
思われます。
そうなった時、私立校・中高一貫校では、それを徹底して行うことができますので、
その対象になってしまうと、もう取り返しがつかない状況・状態となります。
その時の自己責任は、かなりの厳しさ、重さとなる可能性を
懸念しております。
通っている学校での進級・進学できるできないの問題よりも、
そうして、切り捨てられるように追い出された場合、
選択肢がかなり狭められてしまうことになります。
数年前から警鐘してきておりますが、多くの友人知人が“普通に”、
何の苦労なく（受験なく）進級・進学していく中、言い方がきつくなりますが、
『落ちこぼれて』『一人別の道』を進むということが、
その後の人生に多大なる影響を及ぼす可能性が高くなります。
私立校・中高一貫校での学力低下と言いますか、
ごく一部の方の極端なまでに修学が遅れた学力低下は、
今までも問題にされてきたと思いますが、
今後はそういった方を『切り捨てる』ことで、解決するようになると、
“なってみてわかった”で受ける断罪、自己責任はかなり厳しくなると思います。
各学期の始まりと終わり、定期テストの前後において、
うるさく『今までの点数、成績』と学校から渡されている『進級・進学要綱』を
“確認”しましょうと書いているのは、その最悪の悲劇を避けるために、
『決断』のタイミングを図ってもらいたいためです。
それを放置すればするほど、今後はより一層厳しい環境・状況・状態に
置かれることになります。
そして、これはむしろ、親御さん、ご家庭が問われるようになってくると
思います。
お子さんの人生の選択肢が狭まると同時に、親御さん、ご家庭も
追い込まれるように、選択を迫れることになると思います。
その時、社会や世間、学校などと異なり、『切って捨てる』ことのできない問題として、
一生付きまとうことになると思って下さい。
そうならないためにも、事前事前に対応し、対処しておくことを
オススメ致します。
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