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何の根拠もない精神論、根性論のようなものとなりますが、
“今年度”やり切らなかったことは、来年度の害になると思います。
それは悪い意味で、今年度の『経験』として、
来年度に受け継がれてしまうからです。
ただし、やり切れなかったことに関しては、それを後悔、反省し、
来年度に活かせる可能性があります。
やり切らなかったとやり切れなかったとで、たった一文字しか違いませんが、
前者は諦めや怠惰であり、後者は理由などがあってできなかった可能性がありますので、
全く異なるものとなると思います。
来年度の害になるのは、この『やり切らなかった』ほうです。
それは、心のどこかで、まぁいいや、後でやればいい、
また今度やればいいという気持ちがあるから、
やり切らなかったのだと思います。
そして、その経験を経た以上、来年度も、そういった状況・状態に近くなると、
同じように“諦め”始めることになるでしょう。
そして、“それでも”うまくいった今年度の『経験』から、
大丈夫、何とかなるという気持ちで、さらにそれを繰り返していく。
中高時代、この経験を繰り返していると、必ず破綻する時が来ます。
それを、もしかしたら大学、就職活動とまで引き延ばせるかもしれませんが、
そこから先は引き延ばすことも、直すことも困難になっていくことでしょう。
こういったことを勉強以外の部活動などで学べるのであれば、
それは意味のあるものだったといえますが、そうでない場合、
全く意味のない時間を過ごしたということになりかねません。
教育関係者の立場から、なるべく勉強でそれを学ぶことを推奨しますが、
どうしても勉強では学べないというのであれば、勉強以外のことでも、
そのことを意識して、学ぶようにすることをオススメします。
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