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立教生・中高一貫校生2018年夏期講習(前半)
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この一学期でも、もうわかったと思いますが、
『文武両道』を目指した結果はいかがだったでしょうか。
目指すのは誰でもできますし、挑戦する権利は全ての人にあります。
しかし、『結果』として出来たかどうかは、具体的な数値・数字として、
評価されることになります。
学生時代はそれが『成績』として、記録されることになります。
品行方正、明るく、面白い方だから、『武』を頑張っているから、
『文』が出来なくても許される、大目に見てもらえる。
『教育』という観点から見れば、得手不得手があったり、
学ぶ、勉強する速度は個人差があるのだから、
目くじらを立てて、追い立てるようにするのは、
『悪』のように見えることでしょう。
しかしながら、学校での定期テスト、成績の『結果』の積み重ねによって、
進級・進学が決まる私立校・中高一貫校の場合、『文武両道』を推奨しますが、
上記のように長い目で、いつまでも暖かく見守ってくれるわけではありません。
有限回、つまり定期テストであれば14〜16回、成績であれば8回の回数の中で、
『結果』を出せなければ、進級・進学出来ないことが決まります。
そのことを無視した考え、生き方で、私立校・中高一貫校で青春時代を過ごしたいというのであれば、
友人・知人、クラスメートと一緒に、通っている学校で進級・進学することを、
ある程度の期間で諦めることになります。
文武両道を目指すこと、挑戦することは素晴らしいことです。
ただ、その『機会』と『期限』は限られているということに、
“早く”に気づかないと、どこかのタイミングで決断を迫られることになります。
多くの私立校・中高一貫校生を見てきましたが、
高校までの進学に関しましては、文武両道を目指す『土台』作りの
機会、チャンスがあるとは思います。
しかし、それまでに、少なくとも学校の定期テストの点数、成績の取り方、
また学外の英検などのテストにおいてのテストの取り方等を学び、
実践できていないとなった場合、高校以降、学年が上がるにつれて、
厳しさが増すことになるでしょう。
特に、今年度から授業の進度が速くなったり、内容が濃く難しくなったり、
テストそのもののレベルも厳しくなった私立校・中高一貫校の場合、
中学一年次から『勉強離れ』といいますか、『勉強についていけない』方が
増えていくと思います。
そして、恐ろしい予言となりますが、その方々の中から、『見せしめ』として、
早々に進級・進学出来ないことが、決まる方が出てくることでしょう。
授業中の言動や態度、姿勢も含めて、その方が、選ばれることになるとは思いますが、
その時に、明日は我が身と思えない方から、その次の『候補』となっていくと思います。
文武両道を目指している、挑戦しているから『自分は偉い、頑張っている』と、
勘違いしている方は、その傾向に陥りやすくなります。
失礼ながら、そもそも、『勉強しない(出来ない)』ための『言い訳』としての
部活動だとしたら、『それ(部活動)』で“忙しい”から、
『勉強しない(出来ない)』としていることでしょう。
それで文武両道と言えるのかどうか、よく考えて下さい。
今後もこの問題は大きくなっていくことになると思いますが、
『見せしめ』に選ばれることのないように、文武両道を
いつまで続けるのかの見極めを出来るようにしておくことをオススメします。
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