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先週末から約一週間ほど、受験休み（自宅学習日）だったと思います。
いかがだったでしょうか。
昨今、この期間を、部活動や趣味、遊びにあてる方が多くなってきましたが、
自宅学習日の意味をはき違えていると、学年末テストにおいて、
痛い目にあうことになります。
自宅学習日＝何をしても良い休みの日ではありません。
学校の授業を出来ない代わりに、自ら家で勉強する日として、
学校・先生は、『勉強してくる』ものとして、考えています。
考えていますと書きましたが、本当に“きちんと”やっている、
やってくると『信じている』かどうかはわかりません。
まぁ、おそらく、ほとんどの先生は『やらない』だろうと
思っているかもしれませんが、やろうが、やらまいが、
“そう”設定している以上、『やってこない』方に対して、
罰を与える＝テストの点数、成績を下げることになっても、
学校・先生は心が痛まないことでしょう。
今後もそうですが、自由や自主性を与えられれば与えられるほど、
自己責任が重くなると同時に、審査・評価する側は、
より厳しく、非情に、無情になることが出来ます。
こうなると、どんどん、途中の過程を無視することになっていき、
『結果』として、『記録』された数字・数値で、“管理”されて
いくことになります。
最近の自由、自主性を求める流れは、そうして、やらない方はもちろんのこと、
『頑張っても』出来ない方、なかなか結果を出せない方すらも
“切り捨てる”ように、なっていくと思います。
私立校・中高一貫校では、この流れ、傾向をより強く、より厳しく、
行うことが出来ますので、徹底的に行われるようになっていくと、
かなり早い段階で、切り捨てられるような点数、成績を付けられるように
なっていくことでしょう。
たかだか、自宅学習日の期間、たった数日、勉強しなかった程度で、
大げさな話に感じられるかもしれませんが、今年始まっての、
初の長期休みのような連休だと考えると、今年のＧＷ、夏休み、
文化祭前後の秋休み、年末の冬休みの生活態度、意識を
『暗示』するものになると思います。
いやいや、『その時』はさすがにやる、学年が上がって、
意識も、態度も、姿勢も、ＲＰＧゲームのように、
ＬＶが上がって、“やれる”ようになる、なっていると
勘違いしているなら、今、認識を改めることをオススメします。
大変失礼ながら、これは親御さん、ご家庭の方“も”です。
お子さんが年を取るごとに、学年が上がるごとに、中学生、
高校生、大学生となったごとに、勝手に『成長』していくものだと、
思い込んでいると、その成長が、特に勉強においての『成長』が、
いつから、どのくらいまで『止まって』しまっているのか、
気付けずに、お子さんの学力が『どのレベルなのか』
判断できないものになるでしょう。
私立校・中高一貫校で、内部進学していく方の中には、
中学生にもなって、分数の計算ができない、
アルファベットを覚えられない、
高校生になっても、方程式の計算ができない、
中学レベルの英単語が訳せない・読めない、
大学生にもなって、テスト勉強が出来ない、
単位の取り方がわからないという方がいます。
今後、この『レベル』の方は、通っている私立校・中高一貫校で、
切り捨てる候補として、言い方が悪いですが『飼い殺し』される
ことになるでしょう。
高い授業料を払ってもらって、部活動や文化活動を頑張ってもらって、
学校で『思い出』を作ってもらって、卒業だけしてもらう、
あるいは、最後の最後になって転校してもらう、途中で“自主”退学してもらうと
なっていく方が増えていくことになると思います。
親御さん、ご家庭の方からすれば、ふざけるなと思うかもしれませんが、
『その学校の進級・進学するにあたり』必要な学力を、成績を、
“放置”すればするほど、そうなっていく可能性が高まります。
生徒の自由、自主性を重んじる私立校・中高一貫校では、
生徒一人一人の能力、個性に合わせて、指導・教育を
『行って』くれるわけではありません。
通っている私立校・中高一貫校の偏差値、学力のレベルに合わせた、
質の高い授業を、勉強を、『一律』に行っていくことになります。
学校・先生によっては、補講や再テスト、追加課題などを行って、
“救って”くれることもあるかもしれませんが、『ソレ』すら、
拒否する、無視するような言動、態度、姿勢を示す方を救う、
再教育し、導いてあげることなどありません。
そのことをよく考えて、そうした結末になることを防ぐためにも、
なるべく早くに気付き、対応・対策しておくことをオススメします。
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