これは受験外部生がよく陥りがちになることですが、
受験のように、後半追い上げで、徐々に合格点まで
上げていくことが、『学校の定期テスト』でも、
出来ると勘違いされていることがあります。
勉強の本質として、基礎を固めて、最終的な
学力を上げる、試験で合格するということ自体は、
間違いではありませんが、各学年各学期で、
限られた範囲で、その『基礎』を固める勉強をしている
学校の授業、“その”勉強が出来ているかどうかを
審査する定期テストでは、その都度都度の『基礎』が
“身についている”（≒覚える、解ける）どうかを
問われることになります。
そして、“その”『基礎』（学力、知識）を
身につけていないまま、『次のテスト』で、
挽回するというのは、基本的に難しく、
特に積み重ねの勉強、学力となる数学、英語は、
二学期、三学期、二年次、三年次となればなるほど、
点数を『上げる』ことが困難になります。
もちろん、長期休み中に、『今まで』の総復習をし、
次学期に向けて『予習』をすれば、次学期、次テストに
『間に合います』が、多くの私立校・中高一貫校は、
“たかだか”学校の勉強、定期テスト“ごとき”に
『そこまで』したくないと、サボります。
親御さんも、（一年次、一学期から）『そこまで』
危機感を持たなくとも、次で、次学期、次学年に、
『なったら』、『追い込まれて』きたら、
『やる気』になって、やるだろうと、
思われる方が多くなってきました。
中学生、高校生に、二年生に『なったら』、で、
出来なかった、やらなかった、その『結果』を示した、
つまり『記録』されたにも関わらず、
その『結果』を放置（無視）してしまうと、
どんどん沼にはまっていくように、
進級・進学の危機に進むことになります。
学校の定期テストは、大体９掛けで、
点数が落ちていきます。
つまり、一学期中間テストで、９０点を取った方は、
期末テストで、８１点、二学期中間で７２点、
期末テストで６３点、学年末テストで５６点となります。
もちろん、点数を保持しようと、勉強されていれば、
そこまで落ちていくことはありませんが、
『今まで通り（の勉強）』で、忙しくなる二学期には、
効率良く（という名のサボり）勉強して、
点数を取ろうとすると、上記したように
点数が落ちていくことになります。
単元や範囲によって、内容がガラリと変わる
『理科』『社会』『国語』に関しては、
これに当てはまらないことがありますが、
高校以降は、これらの教科も
それぞれの単元・範囲の『専科』となりますので、
点数の落ち方は、数学・英語と似てくることでしょう。
そして、これは、“それでも”『それなりに』勉強している方の、
点数の落ち方ですが、やっていない、出来ない方の落ち率は
もっとひどくなります。
この点も含めて、記録される結果で、
進級・進学の合否が決まる
私立校・中高一貫校において、
『後半追い上げ』型で、
進級・進学していこうとするのが、
危ういということが出来ます。
今回は、“もう”間に合わなかった、
気付けなかったかもしれませんが、
今回の“その”『結果』から、
二学期に向けて、夏休みから、
動き始めることを検討しておくことを
オススメします。
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