点取り、成績取り、初戦の結果は？

『記録』される『結果』で、
合否が決まる私立校・中高一貫校生は、
限られた回数しかない『機会』の中で、
『勝敗』が決まります。

絶対評価ですので、
『他人（クラスメイト）』との勝敗とはなりませんが、
自分自身と、学校・先生との勝敗が、点数、成績と
いうことが出来ます。

基本的に、『勉強』は自分のためですから、
『学校・先生との勝敗』という表現は当てはまりませんが、
進級・進学の合否や推薦条件を得るという意味では、
ある意味、学校・先生（審査・評価する側）との勝敗とも
言えるでしょう。

だからといって、敵対視しろと言っているわけではなく、
良い意味で、学校・先生の期待に応えたり、
予想を裏切ったりして、驚かせてみると、
勉強やテストも楽しめると思います。

実際に、塾などの教育関係者は、
そういった良い意味で、
『予想』を裏切られると、
嬉しかったりします。

結果が出るまでは、本人以上に不安になったり、
ダメだったらどうしようと、少なくとも
仕事中は、頭によぎる、考えさせられることがあり、
なかなか伸び悩む生徒を見ると、自分の指導、教え方に
問題があるのではと考えさせられることがあります。

そんな時、最終的に結果を出してくれると、
本人以上に喜んでしまう教育関係者は
多いと思います。

まぁ、（偉そうに）教える側の性かもしれませんが、
心のどこかで、自分のおかげで、この子は変わった、
結果を出したと思っているのかもしれませんが。

そんな教育関係者の裏側はさておき、
学生の皆さんは、実際のところ、この一学期、
いかがだったでしょうか。

別に、上記したように、学校・先生や塾などの教育関係者を
喜ばせろとは言いませんが、自分自身で、喜べる、
自信をつける、自己肯定感が上がる、『結果』だったでしょうか。

『記録』される『結果』で、それも『絶対評価』で、
審査・評価される私立校・中高一貫校生は、
その『結果』で、自分自身を鼓舞し、
自信をつけていく、あるいは、危機感をもって、
『次の機会』に対応していく、対策していくように
していかないと、『結果』に悩まされることになります。

最終的な基準やボーダーラインがある以上、
そうして、勉強に、結果に『張り合い』を
つけていかないと、どんどん無気力になって
いくと思います。

思う、というより、昨今の私立校・中高一貫校では、
『落ちこぼれて』いく方が、そうした傾向を
持っていることが増えています。

勉強はもちろんのこと、点数や成績のことなど、
他人事のように、ただただ、
数字が羅列している、その『結果』に対して、
周りの大人達が、うるさいことを言ってくる、
親御さんが勝手に振り回されている、と、
客観的に見ているかのように、たんたんと、
飄々とされています。

ですので、高校・大学に進学したいのかと問うと、
はぁ、出来ればしたいです、といった言動、態度、姿勢を
示されます。

その心が、最終的に受験すればいいから、
今、焦って、時間をかけて、勉強を
そこまで必死になってやるのは意味ないと、
思われているのであれば、まだマシですが、
高校・大学付属、中高一貫校なのだから、
どうせ、進学出来るでしょう、
（自分が）進学出来なくて困るのは、
学校・先生でしょうと、穿って考えられている
ように見受けられることがあります。

昔から、そうした無気力な方は、一定数おりましたが、
それでも、“それなりの”『結果』（ギリギリ進学出来るライン）を
要領良くキープして、進学していくことが出来た方が多かったです。

しかし、昨今は、進学出来ず、去っていく方が増え、
さらに、そこでも、最近は傾向が変わってきており、
『進学出来ないの（させてくれないの）、
　あっそ、だから何、そんな学校、
　こっちからお断りだ』というような、
雰囲気を漂わせる方が多くなってきています。

高校・大学への進学に関しては、
いろいろな考え方があるとは思いますが、
ここまであっさりと、権利や機会、選択肢を、
未練なく捨て去る、諦めるのは、もったいないように
思います。

どこまで、我を、自分を貫かれるかは、
個人の自由ではありますが、その選択が、
袋小路に追い込まれてしまうことのないように、
祈ります。

話がかなり脱線しましたが、
この一学期、初戦、その結果を、
よく考えて、今後の対応、対策を、
早め早めにしておくことをオススメします。

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