１２月の敗者にならないために

最近はこの皮肉をよく書いておりますが、
某受検マンガに、受験の時期と合格を掛け合わせて、
二月の勝者と表現されておりますが、その後の、
その“勝者”の方が、２年９ヵ月、あるいは、
それよりも前に、高校進学を前にして、
敗者となって、学校を去ることがあります。

私立校・中高一貫校、それも受験無く
付属の高校・大学に進学出来る私立校・中高一貫校の場合、
毎年、全体の数％、十数％が付属の高校・大学に進学せず、
あるいは、“出来ず”に、この時期に、その合否が決まります。

小学・中学の付属校がある場合、
“その”ほとんどは、内進生ですが、
受験外部生は、“あの”受験勉強を乗り越えられたのだから、
“たかだか”学校の勉強、定期テスト“ごとき”のこと、
と、親御さん、ご家庭の方“も”、侮って、軽く甘く見積もって、
『気付いたら』、残りの時間と機会では
（成績の条件が、学力が、進学に）間に合わなくなる
ということがあります。

一年次のこの時期に、その『傾向』が出始める、
あるいは、気付き始める、そして、『記録』として、
残ってしまうと、そろそろ『進学』が怪しくなってきます。

そんなわけない、“まだまだ”大丈夫でしょうと
思われる方は多いですが、学校や先生に、勉強に
テストに慣れてきて、『中だるみ』になりやすい二年次、
そして部活動などは、レギュラー・控えとして、
試合に出ることも増えてきて、勉強の内容は
どんどん難しく、厳しくなっていきますが、
いかがでしょうか、上手くやれる、やっていける、
要素がありますか。

嫌なこと、否定的なことばかり言う人間の言うことなどは、
一切無視する、拒否するのは、人生においては正しいことかもしれませんが、
嫌味な私以上に、厳しい、そして、決して許してくれない、徹底的に否定するのは、
『記録』される『結果』となりますので、その『記録』『結果』は、
無視・拒否することなく、真正面から向き合って、どうするのか、
どうしなければならないのか、各学年、各学期、各定期テストごと、
必ず考えることをオススメします。

“そう”しなければ、後々に、『なってみて、わかって』、
『なるべくして、なった』と後悔することになります。

すでに進学が困難になった三年生にとっては、
耳に痛いことかもしれませんが、
学校の勉強、定期テストは、“思い返せば”
“（改めて）見返してみれば”
『出来なかった』『わからなかった』“わけ”じゃなかった、
時間があれば、じっくりやれば、もう一度やれば、
もっと、点数が取れていたと思うことが多くなります。

特に、一年次、一学期の勉強、定期テストは、
『今、テストを見返してみれば』、
“そう”思われることでしょう。

受験無く高校・大学に進学出来る私立校・中高一貫校生は、
“そんな”勉強、テストを“今”落して、後々に、
後悔してしまうことになります。

受験勉強並みに勉強しろとまでは言いませんが、
“今”この目の前のテストを、『そういうテスト』だと思って、
点数を取りにいくことをオススメします。

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