“なってみてわかった”の後悔と断罪

新学年になって、半年が経ち、
ある程度の『結果』が『記録』され、
もうそろそろ、わかってきていると思いますが、
ここから先は、なってみてわかったの後悔と
断罪を感じることが多くなっていきます。

およそ、長い人生において、『予定通り』に
進む物事、それも、一年一月一週間単位で、
予定が遂行、実行されていくことは、
学生時代、学校生活以外、そうそう無いと思います。

特にこの日本の学校教育機関においては、
“異常な”までに、一年間における『予定』を、
予定通りに行うことを固持し、柔軟性に欠けると
言っても過言ではないでしょう。

だからこそ、後々になって、これほどまでに
予定通りに行われること・ものに対して、
『なってみて、わかって』の後悔を、
そして、断罪の重さを感じると思われます。

人生経験が短い、子供達にとっては、
本当になって（経験して）みないと、
わからないことだらけのように思われると思いますが、
ある程度の人生経験をしてきた親御さんであれば、
『なってみないとわからない』“わけ”ではないでしょう。

加えて、上記したように、
予定されていること・ものが、
異常とも言えるほど『予定通り』に
行われていることを考えれば、
その対応・対策、準備・用意をするのは容易い、
そして、しないのは、愚かだと思われると思います。

特に、記録される結果の積み重ねで、
進路の合否が決まる私立校・中高一貫校の場合、
『事前に』基準や条件、要綱などを説明、あるいは、
公示されており、さらには、一年間の行事予定、
テスト日程、授業内容（シラバス）なども
知らされている、示されていると思います。

であれば、“その”対応・対策、準備・用意をするのが、
しておくのが、当然であり、ましてや、『短時間で』
『効率・要領良く』こなしていきたいのであれば、
あるいは、より上位の、優位の進路、選択肢を得ようと
するのであれば、こうしたこと、書類などを、
誰よりも読み込み、先々のことを想定し、
対策をしておくことが、『なってみてわかった』の
後悔と断罪をしない、されないこととなります。

もう、過ぎ去ってしまったこの半年、そして、
その間に、『記録』された『結果』は、
取り戻しようがない、取り返せない、
変えようがないものになりますが、
これから先の『結果』に対しては、
残り『時間』と『機会』がある限り、
そして、その『時間』と『機会』を、
どう扱うかによって、変えることが出来ます。

ただ、その際に、“やみくもに”変えようとしても、
『変えるべきもの・こと』をきちんと理解していないと、
変わらずの結果を記録してしまうことになります。

学校の授業や勉強そのものに対する『気持ち』や
『意気込み』を変えたから、変わると考えられる方も多いですが、
実際の『結果』は、そこまで変わってきていないと思います。

そんなことは無いと思われるのであれば、
『今まで』の『記録』された『結果』で、
その変化を解析、証明してみてください。

悪い意味で『変わった』という方を除き、
ほとんどの方は『変わって』いないと思います。

学校が『予定』しているもの・ことに対して、
“具体的な”行動、習慣や生活を変えず、
物理的な『時間』と『量』を増やさず、
あるいは減らさずして、物事、特に、
予定通りに行われるもの・ことに、
対応出来ることはないと思います。

そのことを踏まえて、これからの
学生時代、学校生活の、“残り”『時間』と『機会』を
どう過ごすのか、今学年の折り返し、
二学期中間テストの『結果』から、
判断・決断を下しておくことをオススメします。

これから先も『なってみないとわからない』をこじらせていくと
『なるべくして、なった』結末、末路を迎えることになります。

“そう”『予定通り』になっていかないように祈ります。

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