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昨日も少し書きましたが、今学年も残り１０日で終わります。
中学校・高校・大学へと“進学”できた方は、もう小学生、中学生、高校生と
呼ばれることはありません。
むしろ、もう中学生、高校生、大学生にもなったのにと言われることが増えるでしょう。
この時期は、皆さんの意思や意識とは別に様々なことが“勝手に”決まっていくような
ことが増えていくことでしょう。
実際には、進級・進学が決定するとき、皆さんの意思確認はしているのですが、
若い皆さんは『自分が選択した』という感覚をもたれることは少ないでしょう。
そんなことはない、自分は確固たる意志・自覚を持って、
この学校の進級・進学をした、自分で決めた。
そこまで高い意識を持って、私立校・中高一貫校で進級・進学したのであれば、
何の問題もありません、おそらく問題になっていないでしょう。
しかしながら、入学する時ですら、そういった意志や覚悟、意思や意識を持てずに、
過ごしてきてしまった方は少なくないでしょう。
そういう意志や覚悟、意思や意識を持つには、その前に、『今学年』が終わることを、
意識できるかどうかだと、私は思います。
今学年が終わるということを意識できれば、次学年がどういうものか、
考えられると思いますがいかがでしょうか。
日本の場合、落第が少なく、強制的に押し上げることを目的としているような方針が多いです。
一番わかりやすいのが、義務教育です。
義務教育の期間、つまり小学校から中学校までの９年間は、
どんな点数・成績を取ろうが、学年が上がります。
言い方は悪いですが、『強制的に』学年を押し上げられることになります。
その年齢で、その学年で、修学すべき知識・勉強、学力があろうがなかろうが、
関係なく、進級していくことになります。
そして、高校に行くか行かないかの時になってから、選択を迫るようになります。
その時、皆さんがどんな状況・状態だろうと関係ありません。
普通であれば、受験によって、一発テストの点数によって、
あるいは推薦によって、３年次の成績によって、
私立校・中高一貫校の場合、進学要綱に従って、『区別』あるいは『選別』されます。
このことを、学年が上がることを、のほほんと、『当たり前の、当然の権利』と思って、
今学年を終える方ほど、厳しい現実や事実が降りかかってくることになります。
うるさい説教だな、そんなこと起こりえないという方は、
今なら、先輩・同級生・後輩の『噂』を聞くことが、確認することが、
できるでしょう。
特に、私立校・中高一貫校の場合、進級・進学できなかった方の多くが、
その傾向にあるでしょう。
失礼ながら、そうなってしまった方は、『今学年』を終わること、
つまり『次学年』に上がることを、簡単に、単純に、考えていたと思います。
学年が上がるということはどういうことなのか。
今学年を終えるということはどういうことなのか。
今学年の『記録』された点数・成績を持って、
『次学年』に上がるということはどういう事なのか。
今学年でわからない・できなかったというところがあって、
『次学年』に上がるということはどういう事なのか。
よく考えて、その上で、次学年をどうするか、計画を立てて、
結果と照らし合わせて、軌道修正するためにはどうするかと、
常に考え続けないと、進級・進学の際に、苦しめられることになります。
特に、『記録』された点数・成績で進級・進学が決定する、
『絶対評価』の私立校・中高一貫校においては、最後の最後に悲劇となるということはあります。
もちろん、今はまだ、そんな未来・将来、可能性はありません。
全く、一切、そんな未来・将来、可能性はありません。
ただ、次学年になる前、残り１０日で学年が切り替わるこの時期、
最後にもう一度、今学年のことを、『記録』された成績を、
そして、勉強してきたこと、内容を、ふり返ってみてみて下さい。
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