eikan-seirios’s blog

立教専門塾栄冠ゼミ・私立校中高一貫校専門アルファのブログです。講習のお知らせや日頃の勉強について、基本的に毎日書いています。

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度々出てくる“教育改革”“学歴不要論”

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社会の変革、科学技術、
特に最近はIT、AIなどの発展によって、
『今までの価値観』では、生き残れない、
生きていけないと騒がれることが多くなっていると
思います。


個人的には専門家ではないので、
偉そうなことを語ることは出来ないのですが、
“おそらく”『実態』としては、そうなのだと、
そうなってしまうのだろうと、思いますが、
『実際』のところは、世界は、特にこの日本においては、
“そうは言っても”変わらない、変われない、何よりも、
変わろうとしない、風潮、風土、制度のように、
なっていると思います。


また、これも残念ながらのことではありますが、
日本は、ここ30年ほどにいたっては、
頑なに変わろうとしない、むしろ、
変えようとする方、物事において、
規制をかけたり、抑圧をかけたりしている傾向が
あると思います。


それに反発、反抗するかのような思想の一つとして、
『教育改革』『学歴不要論』など、教育から
変えよう、変わるべきという流れが出てきます。


個人的には、全くもって、その通り、
世界を、社会を、価値観を、変えるのであれば、
“まずは”教育から、と思ってはおりますが、
変えるだけの『権限』『権力』、そして、何よりも、
『審査・評価の仕方』『受け皿』を用意出来ないのが、
多くの教育関係者の現実だと思います。


『権限』『権力』は、個人の努力、あるいは根回しなどで、
何とか出来るかもしれませんが、『審査・評価の仕方』『受け皿』、
この二つが、最も大事なものとなると思います。


審査・評価の仕方に関しては、以前にも書きましたが、
現状のペーパーテストによる審査・評価の仕方『以外』の方法で、
どうやって、新しい教育、能力、その結果を審査・評価するのか、
それは『公平』『公正』と出来るのか、AIなどに判定して
もらうとしても、その指標は、基準は、何をもって、
良し悪しとするのか、現状ではかなり難しいと思います。


また、『受け皿』と表現しておりますが、これは、
“社会の”“現実の”『受け皿』、つまり、
その教育改革によって、社会が、何よりも、
“企業が”、そして社会で働いている親御さん、
大人達が、そうして、改革された『子供達』を、
“どう”受け入れるかにあると考えられます。


個人的な意見ではありますが、
今、現状の学校教育は、
『言われたこと、指示されたことを、
 言われた通り、指示された通りに、
 出来ること、やれること』を、
審査・評価している、そして、
ソレを、その能力を、「当たり前のこと、能力」として、
認めている、何よりも、求めている、と思います。


この『審査・評価』を指標、基準として、
社会は、企業は、親御さんの経営している、
勤めている会社は、『採用』を決めていると思います。


その結果、『学歴』によるフィルタリングが
行われていると思われます。


よほどの特殊な技能、能力をもっている方であれば、
『学歴』は関係無いかもしれませんが、その場合、
その方は、『職歴、経歴』で、判断されていると
言えるでしょう。


“そう”いった『職歴、経歴』を持たず、
『言われたこと、指示されたことを、
 言われた通り、指示された通りに、
 出来ること、やれること』を証明した
『学歴』“をも”持ち合わせていない方を、
受け入れる社会、企業、組織、『受け皿』が、
現状、無い、あるいは、『極端に』少ない、
というのが、問題となります。


これらの問題が、あと十数年、数十年で、
“解決”されるのであれば、その時、
『学歴』は不要ということが出来ると思いますが、
残念な推測、推論となりますが、この日本においては、
“まだ”十数年、数十年は、解決しない、“されない”
問題として、残ると思います。


その厳しい現実から目を背け、耳障りの良い
理想論に盲信し、安易な決断、結論を下し、
『学歴』を自ら捨てることのないように、
考えておくことをオススメします。


私立校・中高一貫校に進学された方は、
親御さんも含めて、“そんなこと”は、
わかっている、考えているとは思いますが、
各学年各学期各定期テストの『結果』が、
『記録』されて尚、『問題』を先延ばし、
後回しにして、残り『時間』と『機会』に
追い込まれていく方が、毎年出てきます。


まだ十数年しか生きていない中高生が、
『なって(経験して)みないと、わからない』を
こじらせるのは仕方ないことかもしれませんが、
様々な経験をしてきた親御さんは、いえ、親御さんこそが
このことをよく考えて、お子さんと話合い、
指導教育、躾け、監督し、導いていくことを
オススメします。

 

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