世間では９連休という大型連休になった方も
いるかと思いますが、昨今の学生、それも、
私立校・中高一貫校生ともなると、
来週はカレンダー通りのお休みとなり、
平日、そして土曜に学校に登校し、
授業が行われる学校が多いかと思います。
しかしまぁ、学校の先生も鬼ではないと思いますので、
その期間に、“あえて”怒涛のスピードで授業を進める、
大量の宿題・課題を出すということはないでしょう。
とはいえ、学生の皆さんからすれば、まだ始業の名残があり、
休日のような感覚で、授業を受けられ、来週の連休に、
備えるだけの一日、二日となると思います。
こんな中途半端な期間、休みにすればいいのにと
思われるかもしれませんが、ある意味、こういった期間に、
皆さんの本音といいますか、人としての本質が垣間見れると
いうことが出来ます。
先週、今週までは、始業の、新学年としての、
ある程度の『緊張感』を保てたことでしょうが、
来週の登校日、そしてＧＷで、その緊張感も
とぎれとぎれになり、ＧＷ明けからは、
『休みボケ』を理由に、言い訳に、
授業中の態度、姿勢も軟化していくことでしょう。
特に内進生（内部進学生）の中には、早速、
授業中に寝始める、ふざけ始めるという方が
出てくると思います。
学校、先生に慣れてきた、あるいは内進生の場合は、
慣れ切っているとはいえ、新学年になって早々、
そういった『学校、先生をナメた、侮った』態度を
取ることは、今年度、今学年の成績の審査・評価を
厳しいものにすることになります。
昨今は、下手な口出し、手出しがパワハラと言われるために、
学校、先生は、『何も言わず』に、ただただ、淡々と、
審査・評価を付けることになります。
親御さんからすれば、“そんなこと”、
ちょっと注意して、指導・教育してくれればいいのにと、
思う方もいらっしゃると思いますが、『ソレ』が、
パワハラだ、教育虐待だと言われかねないとなれば、
学校の先生といえど、下手なことは出来ないとなります。
そうなると、“こういった”ことは、ご家庭内の
躾け、教育、指導・監督の範疇であり、
この一学期は、お子さんの学校内での実態を
把握出来ないかもしれませんが、一学期以降は、
『呼び出し・面談』で、そして『成績』で、
きちんと、報告、指し示すということになります。
塾でも、相談を受けることがありますが、
『親の言うことを聞かないんです』と、
言われましても、今や、教育関係者といえど、
『赤の他人』が下手な口出し、手出しすれば、
パワハラ、虐待と言われる以上、
『そう言われましても』“誰も”“何も”
言えない、助けようがないとなります。
昔のように、学校に預けていれば、先生に任せていれば、
“そういった”教育・指導までしてもらえるということが、
無くなってきています。
特に私立校・中高一貫校では、
“校長先生”は、“そう”いったことまで含めた
人間教育、人格形成を、指導・教育しますと
謳っているかもしれませんが、現場の先生からすれば、
パワハラ、虐待認定されれば、即解雇というリスクを
抱えているために、“そこまでの”指導・教育など
出来ないというジレンマに陥っていると思います。
そうなると、上記したように、
『何も言わず』に、ただただ、淡々と、
審査・評価を付けて、『呼び出し・面談』で、
『成績』で、“生徒自身”に、そして、
“親御さん”に、『わかってもらう』
『理解してもらう』ことになります。
それを、何回も、いつまでも、してもらう、
待ってもらうということが、出来ないのが、
『単位制絶対評価』の私立校・中高一貫校と
なります。
私立校・中高一貫校での時間は、２年９カ月、
８回の学期（成績）、１４～１６回の定期テスト、
この期間、この機会内で、“そう”いったことを
改めなければ、進級・進学出来ないということが
決定することを待つことになります。
まだ始業したばかり、まだ一学期、
まだ一回目の（定期テストの）結果が
出ていないのに、“そんなこと”を
気にしなければならないのかと思われるかもしれませんが、
後々になって、残り時間と機会が少なくなってきてから、
嘆かれても、後悔されても、手遅れとなりますので、
始まったばかりの今、改めて、このことをよく考えて、
生徒の皆さんは自分自身の言動、態度、姿勢を、
親御さんは、お子さんへの躾け、指導、教育、監督を、
どうするのか、どうしていくのか、決めておき、
結果が出てからは都度、軌道修正していくことを
オススメします。
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