５～７回ある定期テストの折り返し地点

『記録』される『結果』で、合否が決まるシステム上、
折り返しとなる『機会』は、ターニングポイントと言っても
過言ではないと思います。

特に数限られた『機会』と『時間』においては、
後半戦になってからの、『巻き返し』『後追い』するのは、
徐々に不利、不遇な状況・状態になっていく中、
ある一定の基準、条件をクリアしなければ、
残りの『機会』では、“絶対的に”“物理・数字的に”
可能性が無いと、徹底的な、決定的な、『否定』『否認』を
されることになります。

その『記録』される『結果』で、
（進級・進学の）合否が決まるシステムを採用している
私立校・中高一貫校では、この時期から、ほぼ未来が
決まってしまう方が出てきます。

良い意味では、“もう”基準、条件をクリアしており、
残りの『機会』において、一回二回の失敗をしようとも、
勝ち確定、つまり、進級・進学の決定は揺るがないと
なることです。

悪い意味では、残りの『機会』において、
高得点、満点を取る、それも『複数教科』でという
絶望的な状況・状態にまで追い込まれ、さらには、
その『対応』をする『時間』が刻々と無くなり、
『物理的』に、不可能と追い込まれていくことです。

“もう”わかっているとは思いますが、
友人知人、クラスメートの方々が、
百数十時間、数百時間かけて、授業を受け、
自学自習し、学んできたことを、たった、
数時間、十数時間、数十時間かけただけで、
学び直せる、取り戻せる、そして、
『今、学んでいるレベル、質、量』に、
“間に合わせる”、さらには、その上で、
高得点、満点を取るということが、
現実的ではないと感じられているかと
思います。

これが、『記録』される『結果』で、合否が決まるシステムにおいて、
『サボってきた』『結果をないがしろにしてきた』ツケ、借金、負債の
怖さと言えます。

受験であれば、その日、その時の集中力や爆発力、
あるいは発想力、ひらめきなどで、『一発逆転』ということも
あるかと思いますが、記録される結果で、合否が決まるシステムでは
コレがありません。

三年生は、こんなこと、改めて言われるまでもなく、
今まさに、“そう”追い込まれている、後悔し始めている、
別の道への対応を考えていると思いますが、
一二年生の中には、“まだ”のほほんと、何とかなる、
次は頑張る、来年、再来年に、『自分（だけ）が』
そうなるなんて、ありえないと思われていることでしょう。

これもまた、毎年提案しておりますが、
“実際に”そうならない、そうならなかった『先輩』の
噂を見聞きし、ソレを自分にも当てはめ、
『うまくやれる』と思い込むのではなく、
“実際に”そうなってしまった、そうなった、
『学校を去っていくことになった』先輩を、
よく見ておき、出来れば、話を聞いておき、
今後の“自分の”対応をよく考えておくことをオススメします。

“まだ”一二年生の中には、通っている学校で、
進級・進学“出来ない”なんて、
現実味のない、架空のおとぎ話のように、
感じられている方も多いと思いますが、
『記録』される『結果』で、合否が決まるシステムでの
厳しい『現実』を、自ら目の当たりにすることにならないように、
（進級・進学出来なかった）先輩を、他人を見て、
自分の身の振り方を考え直して下さい。

そして、この折り返しの『機会』において、
自分がどういう状況・状態になっているのが、
ベストか、ベターか、ワーズ、ワーストか、
思い描いて下さい。

どうなるかわからない社会、世界、
特にこの日本は今後、まさに、混沌としてきていますが、
『日本国内』『現役』での、高校・大学への進学に関しては、
ある程度予想できる、それも『悪い意味での』予想は、
『なるべくして、なった』となっていくことが、
簡単に出来ます。

特に、『記録』される『結果』で、
進級・進学の合否が決まる私立校・中高一貫校での
『内部進学』は、予想というよりも予言、予定に近いほど
現実味がある想定、想像が出来ます。

まだ、現実味を感じられないという方は、
諸先輩の去就をよく見ておき、“本当に”
進級・進学出来ないということがある
ということを知って、事前事前の対応をしておくことを
オススメします。

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