受験生と在校生の温度（学力）差

受験無く高校・大学に進学出来る私立校・中高一貫校生に、
この時期、受験生のことを話題にしても、本当に『他人事』に
感じられることでしょうが、進学が決まった三年生は、
“今”まさに頑張っている受験生の中から、合格する、
頭一つ抜きんでる方が、三カ月後、クラスメートとして、
隣の席に座ることになります。

もちろん、受験生の中には、合格が決まった来月の今頃、
内部進学が決まった『皆さん』と“同じように”、
もう勉強なんてしない、やってられない、
やる意味がない、やんなくても良いじゃないか、
遊ばせろ、勉強を強制するなと、なる方もいることでしょう。

心情的に“そう”なってしまう、ましてや、
どちらも『結果』を出した、出し続けた『結果』なのだから、
ご褒美があったとしても、良いじゃないかというのは、
わかります。

ですが、（受験）勉強で戦い抜いた受験生ならまだしも、
内部進学で、言い方が悪いですが、『温情』で、
進学が“許された”“与えられた”内進生は、
この時期から、受験生との“学力差”を、
埋めるつもりでいないと、あっという間に、
落ちこぼれていきます。

受験生は、仮に、一度や二度の失敗をしても、
そこから這い上がる、挽回する、勉強、やる気を、
受験勉強で培ってきている、そして、“その”
成功体験をしてきているので、軌道修正できやすいですが、
内進生は、一度や二度の失敗を、“まだ大丈夫”、
“何とかなる”“（今までも）何とかなってきた”からで、
失敗を続ける＝転げ落ちていくように落ちこぼれていく、
ことになります。

内進生の場合、こうなってしまうと、軌道修正するのに、
かなり時間がかかってしまい、進学に“間に合わなく”なります。

特に活発な部活動に入ってしまうと、
学年が上がるごとに、試合や大会によって、
練習時間も増えていき、辞めることも
難しくなっていきますので、
（勉強する）『時間』が作れなくなります。

その上、宿題や小テストなども、増えていくとなると、
仮に一教科だけが、問題（不合格、成績１）になっているとしても、
なかなか、結果を好転させるのは難しいと思います。

その始まりとなってしまうのが、
“最も点数、成績が取りやすい”「一年次一学期」
なのですが、その悲劇、不幸の“連鎖”にならないように、
今から準備・用意をして、備えておくことをオススメします。

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