先日も書きましたが、学校（内）での勉強、テストに関しては、
“確実に”『先行者利益を得られる』もの・ことになります。
そのため、特に『記録』される『結果』で、
進級・進学の合否、さらには、特待生、指定校推薦などの
『権利』が得られる私立校・中高一貫校では、
“事前に”情報収集した、準備・用意した方が、
圧倒的有利な立場となります。
そして、その逆もしかり、後発者となり、
借金・負債まみれになって、追い込まれて、
“限られた”残りの『時間』と『機会』で、
一発逆転（高得点、好成績）を
“取らなければならない”となり、
どんどん不利、不遇な状況・状態になります。
十数年ほどしか人生を生きていない、
『なって（経験して）みないと、わからない』を
こじらせやすい中高生、子供達が、
こうしたことに、“自ら”気付き、
自分で、一人で、対応・対策していく、
なんてことは、よほど意識の高い向上心のある方か、
（学問上、あるいは、その延長上にある）かなり高い目標を
目指している方でないかぎり、ありえないでしょう。
となれば、“こうした”ことを、子供達に教え、諭し、
導いていくのは、親御さんの役目となります。
いやいやいや、“そうした”ことも含めて、
学校が、先生が、『やってくれる』『やってほしい』と
思われるかもしれませんが、“余計な”口出し、手出しが、
『ハラスメント』と言われかねない昨今において、
生徒の、各ご家庭の『事情』に、『進路』『人生設計』などに、
踏み込んでまで、指導、教育することはありません、いえ、
ありえないことでしょう。
それこそ、生徒（各ご家庭）の『自由』と『自主性』を尊重し、
“下手な”口出し、手出しはせず、たんたんと、
審査・評価をしていき、『記録』されていく『結果』を“管理”し、
『客観的な』『数字的な』“事実”をもとに、最終審査＝
進級・進学の合否を決めるようになっていると思います。
そうなると、『結果』を“出さない”方は論外ですが、
『結果』がなかなか出せない、遅れてしまう方は、
『客観的な』『数字的な』“事実”が、かなり厳しく、
重く、背負わされる、縛り付けられるように、
なっていくことになります。
情報化、記録化の推進、さらには、ハラスメントの問題などにもよって、
今後は、より一層、そうなっていく、何よりも、『できる・出来ない』
『出来た・出来なかった』の“可視化”が、より明確に、詳細に、
されるようになり、出来ない・出来なかった方には、
人格・人性否定のような評価がつけられていくと
思われます。
今の中高生の親御さん世代までは、まだ、
「“たかだか”学校の勉強、テスト、成績“ごとき”のことで、
そんな大げさな」と思われるかもしれませんが、
『情報』、そして『記録されたもの・こと』が、
“絶対的”な「証拠」「証明」となっていくと、
『大げさ』なことになります。
試験当日の調子や集中力などによって一発逆転もある
『受験勉強』『入試』などと異なり、“限られた”
『時間』と『機会』の中で、『記録』された『結果』、
その積み重ねで、合否が決まるシステムの場合、
“残り”の『時間』と『機会』では、
『物理的に』『数字・数値的に』、
合格できない、基準・条件をクリア出来ないということが、
決定付けられることになります。
そして、このシステムに加えて、
『学問の特性』、つまり、
『出来ない、わからない“まま”』では、
上に、先に、進めない、進めなくなる
『学校（内）の勉強』が、さらに、
『不可能性』を突きつけてくることになります。
そのどちらからも、追い詰められてしまうと、
通っている私立校・中高一貫校での
進級・進学問題だけでなく、その先の学業、学歴、
さらには、仕事や人生にも関わってくることに
なると思います。
私立校・中高一貫校生は、
“限られた”『時間』と『機会』の中で、
『記録』された『結果』、その積み重ねで、
合否が決まる『システム』、そして、
『学問の特性』の二つに、追い込まれる、
追い詰められることのないように、
それらが、そのシステム・審査・評価が
『止まっている』時期に、出来る限り、
『先行投資』して、貯金を、余裕を、
作っておくことをオススメします。
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