卒業おめでとうございます - eikan-seirios’s blog

早い学校だと、すでに先週、卒業式が行われたかと
思いますが、今週、卒業式を迎える、迎えた方は、
改めて、おめでとうございます。

付属校、それも小学校から大学までの一貫校となりますと、
小学校、中学校の卒業の概念が薄らいでしまいがちですが、
本来であれば、学校を『卒業』したら、気軽に来訪できる、
先生に会える、さらには勉強を教えてもらうなどといったことを、
出来なくなります。

しかしながら、付属校の場合、同じ敷地内に校舎があったり、
先生にも気軽に会いに行けたり、それこそ、前の学年の勉強を
教えてもらえたりすることができ、『卒業』した感覚を
なかなか持てなかったりすると思います。

そのためかはわかりませんが、各学年での授業、勉強に対して、
『もう二度と学べなくなる（教えてもらえなくなる）』という
危機感がなく、また、この卒業に関しても通過儀礼のようにしか、
感じられないことでしょう。

実際に部活動、特に運動部の方などは、すでに三学期から、
高校生との部活動に参加して、もう、高校に向けて、
動き出している方もいると思います。

そうした面があるのも、付属校、一貫校ならではの
強みかもしれませんが、勉強から離れる、逃れる、
かっこうの『言い訳』になっていると、高校での
学業不振を招くことになります。

小学生、中学生の内進生の方は、
この卒業式を機に、もう一度、
学校での生活、『記録』される『結果』、
テストや成績、そして、学校の勉強、
自分の進路、未来・将来について、
よく考えておくことをオススメします。

高校・大学に進学することだけが、
学校の勉強だけが、人生ではありません。

ですが、それであれば、何のために、
私立校・中高一貫校、付属校に、入学したのか、
勉強や宿題を強いられる学校に通い続けたのか、
その問いに、葛藤に、自問自答し、日々の勉強、
宿題、定期的に行われる『有限回の機会』、
テストや成績について、自分なりにでも、
答えを見い出せないと、進級・進学出来ないことを、
『なってみて、わかった』の悲劇に追い込まれることに
なります。

私立校・中高一貫校での進級・進学は、
記録される結果で、合否が決まるシステムである以上、
『待ってくれません』。

若い時分は大いに悩み、葛藤し、時に挫折し、
紆余曲折しながらも、成長していくことが、
美しい青春時代と言えますが、
記録される結果で合否が決まる物事は、
残酷さを内秘めています。

それは有限の『時間』と『機会』に縛られ、
都度都度の結果の積み重ねで、非情な現実を、
事実を突きつけてくることがあります。

これからの明るい開かれた未来に、将来に向けて、
希望を胸にしている皆さんに、無粋な説教かもしれませんが、
『記録』される『結果』で合否が決まるということを、
もう一度よく考えて、対応・対策出来るようにしておくことを
オススメします。

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