（形式・書類上）新学年になったとはいえ、
まだ三日ほどしか経っておらず、
学校も始業していないのに、
自覚も何も、感じられないという方が
ほとんどだと思います。
しかし、先月からうるさく書いている通り、
学生の皆さんは“もう”新学年として扱われています、
扱われます。
周りの環境・状況は刻一刻とそうなっていますので、
自分だけは特別、自分は変わらない、変えないと
頑なになればなるほど、不利な状況に、不遇な扱いに
追い込まれていきます。
それの一番分かりやすいのが、学校の勉強、テストなどです。
二年生、三年生は、もうわかっていると思いますが、
仮に、学校の勉強以外のことでも、
頑なに、自分を変えない、変わろうとしないで過ごして、
事態が好転したというのは、少ないでしょう。
自分自身の能力、技術、考えなどを、様々な方法、手段で
試し、挑戦し、成功や失敗を繰り返し、軌道修正し、
良くなっていった、良くしていったというのを、
体験しているところだと思います。
“たかだか”学校の勉強、テスト、成績“ごとき”のことでも
そうですが、自分の状況・状態を、頑なに変えない言動、態度、
姿勢は、事態が悪化する、少なくとも好転することは、
まずないと言えます。
それは、周りの状況・状態は、常に変化し、
求められること・もの、さらにはそのレベルなどが、
基本的に『高く』『多く』『難しく』なっていくからです。
特に学生の皆さんは、『若いから』という理由で、
求められることが多くなります。
昨今の学校教育で言えば、『文武両道』、
『グローバルな社会に対応出来ること』、
『世界で通用するリーダー』など、
大人でも難しいことを、『若いから』
『（自由な）時間があるから』ということで、
出来る、やれると“期待”“応援”されることが
多くなっていると思います。
実際に、その期待、応援を体現する、
スーパーマンのような方が増えてきていることは、
『出来る、やれる』方にとって、良い環境、状況が
整ってきたようにも見えます。
しかし、一方で、やらない方は論外として、
何より、それでも出来ない、やれないという方にとっては、
かなり厳しい環境・状況に追い込まれるように
なってきているようにも見受けられます。
最近、特に感じるのは、一年次一学期において、
複数教科で、不合格、成績１・２となる方が、
目立ってきたことです。
親御さん世代でも、そういった方がクラスに数名、
といっても、本当に１・２名ぐらいで、言い方が悪いですが、
不登校気味などの問題を抱えた方が、そうなってたくらいで、
“普通に”学校に通い、授業を受けている方で、
一年次一学期から、そうなる方など皆無だったと思います。
ところが、昨今は、普通に学校に通い、
授業を受けている（と思われる）方でも、
勉強についていけずに、遅れを取ってしまうことが
多くなってきています。
基礎学力の『格差』が進んでいるのかもしれませんが、
それ以上に、生活習慣・様式や考え方などに格差が
出ているように思われます。
昔から言われている、思われていることだったかもしれませんが、
特に、就職氷河期時代から、『学歴などは意味がない』
『学校の勉強は、社会に出て、役に立たない』という
意識や考えが、浸透していき、子供達にも、
そういった意識や考えが、芽生える、あるいは、
もう、根付いてしまっているのかもしれません。
個人的には、その意見、意識や考え方に、賛同も、反対もしませんが、
残念ながらの事実、現実として、この日本においては“まだまだ”
学歴、新卒（大卒）採用などの慣習が強く、おそらく、あと１５年、
２０年は、ソレが続くと思います。
むしろ、上記したような、『文武両道』、
『グローバルな社会に対応出来ること』、
『世界で通用するリーダー』などを体現した方が、
『学歴』“も”持っている、学校の勉強も出来る
というデータが増えていった時、より一層、
『学歴』や『学校の勉強（その結果）』が、
重視されるのではと、予見し、懸念しております。
まだ若く、無限の可能性、未来・将来を秘めている
学生の皆さんに、こういったことまで考えて、
新学年の自覚を持てとは言いませんが、
これから先、こういったことを垣間見る出来事、
物事に遭遇した時、対応出来るだけの能力、考え、
生き方、考え方が出来るようにしておくことを
オススメします。
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
┏━┓┏━┓┏━┓┏━┓┏━┓┏━┓
┃通┃┃塾┃┃生┃┃募┃┃集┃┃中┃
┗━┛┗━┛┗━┛┗━┛┗━┛┗━┛
自習空間シリウス（時間制自習室）
【住所】
東京都豊島区西池袋5-8-9
藤和池袋コープ2F（地図）
【TEL・FAX】
03-6912-7063
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
