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立教専門塾栄冠ゼミ・私立校中高一貫校専門アルファのブログです。講習のお知らせや日頃の勉強について、基本的に毎日書いています。

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私立校・中高一貫校生は、株式会社の『契約社員』のようなもの

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『学生』には、わからないタイトルからして、
これは親御さん向けに書いております。


私立校・中高一貫校にお子さんを入学させ、
これで安泰、もう安心、特に大学まで付属の学校に
入学させた親御さんにとっては、まるで、
大手企業、それなりの中小企業の『正社員』として、
入社し、特に大きな問題を起こさなければ、
『定年まで』勤めあげ、安定した収入(将来・未来)を
得られるかのように、感じられている方は
少なくないと思います。


実際に、7~8割、多いと9割の方が、
高校・大学へと、問題無く内部進学していくので、
そう感じられるのも、間違いではありません。


よっぽどの問題を起こさない限り、
『中学時代』は、3年生になるまでは、
どんな(業務・営業)成績であろうと、
(法的に)辞めさせることが出来ません。


しかし、定年(卒業)まで勤めあげれば、
退職金あるいは定年後も就職を斡旋してもらえる
(内部進学出来る)わけではありません。


2年9ヵ月という契約期間内で、
3回の契約更新(学年の成績)と
8回の途中監査(各学期の成績)、
14~16回の途中実績(定期テスト)の、
『結果』を審査・評価され、最終的な
『契約更新』=内部進学決定となります。


そして、高校へ進学したら、
毎年の契約更新(進級、留年)の条件、基準も
厳しくなっていきます。


どこかのタイミングで、その契約更新が
不履行となった瞬間に、進級・進学不可と
なります。


その契約更新の度に、怯えることになる方は、
なぜ、ここまで厳しい審査・評価されなくてはならないのかと、
嘆かれると思いますが、それが、タイトルでもう一つ表現した、
『株式会社』となります。


私立校・中高一貫校では、売上実績ならぬ、
〝合格”実績が、学校の株(格)を上げることになります。


当然、その社員(先生)も、その売上(合格)実績に
貢献するために、頑張ります。


そして、この表現は、自画自賛で、言い得て妙だなと思ったのが、
社長(校長先生)は、(子供の)社会・未来・将来のため、
我が社(校)は、こうしていく、こうやっていく、と、
理想や目標を掲げ、実際にそれを行う現場の社員(先生)は、
『売上』を上げることに必死で、そんな理想や目標に
構っていられない、といったところが今の日本だと思いますが、
いかがでしょう。


教育の現場も同じで、現場に立たない校長先生(社長)は、
言いたいことを言いたい放題出来ますが、実際に現場に立つ
社員(先生)は、その上で『売上』(進学実績)を求められています。


そうして、契約社員(学生)の方に、頑張ってもらい、
出来ない、やらない、頑張らない契約社員(学生)の方は、
契約を更新しない(進学させない)となる。


いかがでしょうか、こうして当てはめてみると、
学校、特に私立校・中高一貫校も、会社企業も、
『組織』としての運用の仕方は、
似たようなものではないでしょうか。


これはかなり穿った見方で、私立校・中高一貫校
皮肉った表現ではありますが、契約を切られた方、
つまり、進学出来なかった方の心情は近しいものだと
思います。


社会人ではあれば、すぐに別の道(勤め先)を探すことができ、
能力があれば、より良い環境へと転職することも出来ますが、
学生、それも、成績・学業不振の方が、よりよい環境(学校)に
転校することは出来ません。


そして、その先の進路においても、狭められることが
多いです。


長々と何の話をしているのかと思われたかもしれませんが、
冒頭に書いたように、これは親御さんに向けて、書いております。


この一学期で、8回ある途中監査(各学期の成績)、
1回目、4回目、そして、7回目が出ることになります。


私立校・中高一貫校において、8回の途中監査(各学期の成績)、
14~16回の途中実績(定期テスト)を軽んじて、最終的に、
契約更新(内部進学)出来なかった時には、転職(転校)先は、
より良い環境(学校)を選ぶことが出来ず、その先の
進路(大学進学)も狭められる可能性があることを、
よく考えて、この一学期の途中監査を受け止めて下さい。


冒頭に書いたように、まだ、私立校・中高一貫校
入学・進学したことで、大手企業、それなりの中小企業の
『正社員』として、入社し、特に大きな問題を起こさなければ、
『定年まで』勤めあげ、退職金あるいは
定年後も就職を斡旋してもらえる(内部進学出来る)と
思われている、勘違いされている、あるいは、
そう思っていない、勘違いしていないといわれても、
言動、態度、姿勢が、“そう”なっていると、
お子さんを通して、学校・先生から、そう見られている、
見られる可能性があります。


各校の進級・進学要綱、条件によって、
かなり異なることになりますが、
途中監査(各学期の成績)が、
最終的な『契約更新』=内部進学まで、
関わることは意識していないと、
その要綱、条件に泣くことになります。


最近は、生徒・お子さん本人は、そのこと(進学不可)を、
飄々と他人事で済まされる方が多く、親御さんのほうが、
泣く(納得いかない、後悔する)ことになっているように
思われます。


この指摘が、数年後、呪いの言葉となって、
苦しむことのないように祈ります。

 

 

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